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クロム ページ15

「クロムさんっ!!足元!!!」

俺の耳元でコウモリの羽音が聞こえ驚いて横にズレ避けると、足元に溝があったのか…
踏ん張る場所がなく体制を崩してそのまま崖に気づいた時には飛び出していた。

「っーー!」

あのやべぇ湖に落ちそうになった時と同じ死を直感した。
後ろにいたマグマも暗く咄嗟の出来事で俺の腕を掴めずにいたが、Aだけが俺が落ちるのを予想してたのか鞄を掴んで引き寄せ助けようとするが…

Aの力では俺を引き戻す事はできず、二人してゴツゴツとした岩肌に体をぶつけながら転がり落下する。

「いてぇ…」
「うっ…」
「A大丈夫か!?」

近くでAの声が聞こえるが…苦痛そうな声で全然大丈夫に聞こえねぇ…しかも真っ暗でどこにいるか全く分かんねぇ…

「クロム!!A!!無事か!!」


千空の珍しく焦った声が上から聞こえでかい声で返答する。

「俺は大したことねぇけど!!Aが無事か分かんねぇ!!ライトがブッ潰れて暗くて全く分かんねぇ!!」
「意識はあんのか!?返事しろA!」
「っーー…ボクも大した怪我して…ません」

隣にいるのかAは細い声を必死に洞窟に響かせた。
隣で鞄をガザガサ漁って何かでロウソクに火をつけ周りを照らしAは目を光らせ「あれはっ…」と呟いた。

「どうした?」
「…ここ帰り道とつながってます」

俺も目を凝らして先を見るが先があるのかさえ分からねぇ。

「千空さん!!来た時2回目にハシゴを立てかけた場所で下にも穴があるって話した事覚えてますか!!」

そういきなり大きな声で上にいる千空に向けてAは話し出す。

「大蛇でも住み着いてんのかとか話したやつか」

そういやぁそんな話…してたな

「多分そこの穴と今いるボクらの場所は同じだと思い
ます!!なのでそこで合流しましょう」

「ライトねぇのに歩けんのか!」
「ロウソク持ってるので大丈夫です!千空さん達よりは早く着くと思います」

「迷ったりなんかあったら絶対動くんじゃねぇぞ!戻れそうならここに戻ってこい!分かったな!」

Aは返事をして、いつ回収してたのか雲母の薄い板を取り出す。

「何にしてんだ?」

三角形に雲母を合わせて薬品か何かで雲母を固めるとその中にろうそくを入れる。

「すげぇ!!ヤベェほどキラキラしてやがる!!!」
「マイカって名前は英語では照るとか輝くって意味なんです」

俺らのライトより明るくはねぇが、ろうそくの火が雲母の中にいれるだけでかなり広い範囲を照らす。

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クリーム(プロフ) - 天月 リーズさん» どのパスワードでしょうか!?ドクターストーンはただいま作成中でございますのでもうしばらくお待ちいただけると助かります!他の作品は…いつか…書き直して外しますのでお待ちください! (8月11日 21時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
天月 リーズ(プロフ) - パスワードを教えていただけますでしょうか。 (8月10日 9時) (レス) id: 3a5ca4d55b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリーム | 作成日時:2022年7月1日 18時

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