転生したら美少女でした【ハイキュー】 (ページ11)

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保「今から１年２組の授業なんだがな、ボールが足らないんだ」

発注ミス？･･･なんにせよこれはチャンス。ボールを手配すれば先生からの私へのイメージは大きく変わる。

保体で先生の話を聞かずミスをしまくり、プリントも出さない。危ないことを適当にやったり、ボール？あぁ、おいしいですよね☆とテストで回答したり、運動しながら寝るという神業を披露したり･･･

友人Ａの声
「保体で寝る方が難しくない？」

友人Ｂの声
「座学で寝ればいいのに」

友人Ｃの声
「まず授業中に寝るなよ」

保体の成績はもちろんゴミなのであーる☆

イメージアップのチャンス。生かすにきまってる。

『ボール、どんなボールですか？』

保「サッカーボールだな、空気が抜けてるみたいで」

『空気入れ持ってますよ』

保「なんで？？」

ﾌﾟｼｭｰﾌﾟｼｭﾌﾟｼｭｯ!ﾌﾟｼｭｰﾌﾟｼｭｰ!ﾌﾟｼｭｯﾌﾟｼｭ!ﾌﾟｼｭｰｯ!ﾌﾟｼｭﾌﾟｼｭｯｯ!ﾌﾟｼｭｰｯ!ﾌﾟｼｭﾌﾟｼｭｯｯ!

『ほいほいっと』

保「助かった深鐘！でも授業遅れるぞ？」

『先生･･･あっＧ！！』ﾎﾟｲｯ

嫌いな人へのいたずらに使おうと常備しているＧのおもちゃ･･･こんなときに役立つとは。

保「ぎゃああぁあぁぁぁあぁぁあっっ！！」

『ばいばい、先生』

『波明さん、佐雨くん』

波「A！運動場たどり着けたよ！」

佐「波明さんありがとう、助かった」

波「え、ほ、ほんと！？」

波明さんはキョドりながら喜んでいた。

波「というかA、授業は･･･」

『･･･体調不良になったから、保健室行ってくるね☆』

波「絶対元気でしょ！でも今回はありがとう！感謝するわ！」

『いえいえ～』

佐「よし、もう運動場は目の前だね」

波「は、はいぃ！そうですね！！」

保「しゃあ！Ｇをやっつけたぞ！」

『いや偽物だけどw』

波「まさかA･･･足止めに使ったのって･･･」

『そのまさかです。偽Ｇです』

佐「うわぁ･･･」

波「助かったけど、保体の先生はかわいそうね」

『はやく行ってくださいよ！私のフィフの犠牲が！』

波「フィフ？」

『あの偽Ｇの名前ですが！？』

佐「うわぁ･･･」

波「偽物のＧに名前つけてる･･･」

助けられたは良いものの、なにかを失った気がする☆

私は体調不良ってことにしてたんだった、と保健室へ向かった。