【d!】塵は尽きる〈zm〉 (ページ2)

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はページ2

変われるなんて馬鹿みたい…

「変われるだなんて…そんなすぐに変われたら誰も後悔しないよ笑」
zm「じゃあAは変わらへんってこと？」
「いや別にそういうわけじゃ…てか私のこと結局塵扱いじゃん！」
zm「いやだからちゃうって！」

先生も結局、私なんて塵と思ってるんだ。
まぁ生塵よりはマシかなぁ…
てか社会の塵って消える以外の道あるのかな。
消える…か。
そもそもの話、消えるって…？
死ぬってこと？社会的に消される…？
社会的って何…！？
何もなかったかのようになるってこと！？？？

「あぁもう意味わかんない！」
zm「何がわからんねん」
「社会の塵が消えるって、どういうこと！」
zm「はぁ…？その文字のまんまやん」
「消えるって…」
zm「なんて？」
「いなかったことにされるってこと…？」
zm「あーそこがわからんゆーてたんか笑笑」

先生は笑いながらそう言った。
こっちは真剣だっつーの！！

「飽き性の人って塵が多い…？」
zm「そんなん俺に聞かれてもなぁ…」
「先生は飽き性？」
zm「んーどうやろな。自分でもわからんわ」
「そうな、んだ」
zm「ほら、もう帰れ」
「えー」
zm「なんかあったらメールしてこい」
「え！いいの！！！わかった！」
zm「じゃあな」
「はーい！！」

｜家

「ただいま、」
母「A！お帰りなさい」
兄「あ、おかえり」
父「飯、一緒に食うか？笑」

私は普通な日常を送っている。
誰かが特別頭がいいわけでも、美人でも、有名でもない。
ただの普通の一般の家庭。

「今日はご飯、部屋で食べる、わ…お父さんごめん」
父「大丈夫だぞ、また食おうな」
「うん…」

｜部屋

先生からメールきてんじゃん。

zm『A、大学どうするん？』

「将来のことなんて考えてるわけないじゃん…」

私はその先生のメールを見て、自分が惨めにみえてきた。
私のこと苦しめる天才かよ…なんて笑

『東大！って言ったらどうする？』
zm『俺は支えるで。何があっても、お前が馬鹿で絶対に無理やと思っても。』

嘘つけ食害教師…

「先生の馬鹿…」
「なんで私ってみんなをガッカリさせちゃうんだろ…あ、飽き性だからか！笑なーんて…笑ってられるかよ……」
「誰だよ平凡な、当たり前な日常は幸せだって言ったやつ……ぞむ先生じゃん」

私は自分自身に語りかけ、沢山泣いて寝た。