__体力 ページ7
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とは言ったけれど。
茉希「A！もっと足上げて！
森羅、アーサー！速度が落ちてます！」
『はい……すみません！ ！』
走り込み……かなりキツい！！
茉希「うん、今日はこのくらいでいいかな。
みんなお疲れ様！」
『はい……ありがとうございました…。』
終了の合図がかかった直後、３人とも地面に
倒れこんだ。
茉希さんは元軍人だって聞いたけど、軍では
こんなキツい訓練を受けてたのかな。
アイリス「皆さん、お疲れ様です！よければ水をどうぞ。」
ふと聞こえた声に振り向けば、アイリスさんが
水を持ってきてくれていた。
森羅「シスター！」
『ありがとうございます…！』
茉希「…さっきの訓練で思ったけど、Aは
体力あるのね。走るのとか好きなんじゃない？」
『そ、そうですか？
走るのは辛いので、好きではないですけど…。』
そう言ったけど、即座にアーサーが否定した。
アーサー「嘘をつけ……お前、訓練校時代の持久走の成績トップだろう。」
茉希「トップ！？」
『はい、一応…。
でも「女子らしくない」とか言われたので、
あまり誇らしい記録ではないんです…。』
森羅やアーサーは褒めてくれたが、嫌味を
言ってきた男子も多かった。
私にとっては、嫌な成績なのだ。
アイリス「気にする必要はないと思いますよ。
男性女性関係なく、Aさんがすごいのは事実なんですから！」
森羅「そうだぜ！もっと自信持てよ。」
『うん……ありがとう！』
茉希「じゃあみんな！
中に入ってシャワーでも浴びましょう。
A、シャワー室まで行きましょうか！」
『はい！』
足が震えている。
こんなに走ったのは久しぶりだったなぁ……
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作者名：九陽 | 作成日時：2020年9月21日 9時
