騎士王と姫【炎炎ノ消防隊】 (ページ19)

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__初任務ページ19

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『茉希さん、終わりました！』

茉希「すごい、こんなに早く終わった…！
Aは事務が得意なのね。助かりました！
…そういえばAの初任務はまだですよね？」

『はい。でも、ここ最近は平和ってことなので
嬉しいですけど…。』

なんて会話をしていた、丁度その時。

『…電話？』

茉希「私が出ますね。
……はい、こちら第８特殊消防隊です。」

何の電話かと思っていると、茉希さんの顔が
険しくなった。

茉希「…分かりました……すぐに向かいます！」

『茉希さん…？』

茉希さんは受話器を置き、立ち上がって言った。

茉希「A、焰ビトが発生したわ！
支度して！！」

『ッ、はい！！』

第８の教会内に、耳をつんざくような警報が
鳴り響いた。

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廊下をひたすらに走る。

茉希さんと一緒に着替えへと向かい、部屋の扉を開けた。

すると部屋には既に、大隊長、中隊長、シスターの３人がいた。

茉希「大隊長！台東区の焰ビトですが……自我が
残っているそうです！」

『えっ！？』

桜備「何！？自我が…！？」

焔ビトに自我が残っている…！？

また新たな不安を抱えつつ、急いで消防服に
着替える。

火縄「森羅とアーサーはどうした。」

茉希「……ん……。」

気まずそうに目をそらす茉希さん。

火縄「…まぁいい。大隊長、出動しましょう。」

桜備「あ、あァ…。」

こんな時に限って、二人は一体どこに行って
しまったんだろう……！！

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