騎士王と姫【炎炎ノ消防隊】 (ページ2)

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第８特殊消防隊ページ2

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『今日から、私も消防官……。』

第８特殊消防教会の扉を開く。

すると、中には二人の男の人がいた。

？「新入隊員のA不知火だな。」

？「隊員を紹介しよう。こちらへ来てくれ！」

隊長かな。

そう思いながら付いていった先には４人の隊員がおり、その中には顔見知りもいて……

『森羅、アーサー！』

森羅「おっ、Aじゃねーか！」

アーサー「新入隊員って、お前のことだった
のか。」

いたのは、訓練校の同期だった森羅日下部と
アーサー・ボイル。

訓練校ではよく話しており、互いの人となりを
よく知っている間柄だ。

？「それじゃあ、まずは自己紹介だな。
A、お前から頼む。」

そう言われ、皆さんの方へ向き直って自己紹介
する。

『A不知火、第二世代能力者です！
あとは……訓練校に入るまでは､ピアノを弾いて
いました。これからよろしくお願いします！』

「よろしく」という声が聞こえ、今度は皆さんが自己紹介した。

桜備「俺は第８の大隊長、秋樽桜備だ。
よろしく頼む！」

火縄「第８の中隊長、武久火縄。
第二世代能力者だ……よろしく。」

茉希「一等消防官の茉希尾瀬です。
第二世代能力者で、炎の操作ができます。
これからよろしくね！」

アイリス「シスターのアイリスです。
礼拝堂にはピアノがあるんですよ。ぜひいらしてくださいね！」

『よろしくお願いします！』

そして桜備大隊長が、森羅とアーサーにも紹介をするよう促す。

森羅「まァ俺たちは改めてになるわけだけど…。
俺は森羅日下部。今日からもよろしくな！」

アーサー「アーサー・ボイル。お前も知っての
通り“騎士王”だ！…久しぶりだな、A。」

私を含め、７人がつつがなく自己紹介を終えた。

桜備「じゃあ、Aを部屋に案内するか！」

すると、その提案には何故か森羅とアーサーが
食いついた。

アーサー「ふッ、ここは騎士王の俺が案内する
べきだろう。」

森羅「バカ騎士だけじゃ心配だ！！
俺もついていきます！」

火縄「…待て、お前らは事務をしろ。
事務の仕事が溜まっていることは聞いている。」

森羅・アーサー「………」

気まずそうに目を逸らす二人。

相変わらず、二人とも頭脳労働は苦手なんだな…

桜備「それじゃ……茉希、シスター。案内役を
頼めるか？」

アイリス「分かりました！」

茉希「任せてください。
……A、こっちについてきて！」

『はい！』

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