__クレープ ページ32
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博物館を出て少し歩いていくと、やがて公園に
あるクレープの屋台に着いた。
看板には様々な種類のクレープが描かれており、どれを食べようかと迷ってしまう。
『アーサー！アーサーはどんな味のクレープが
食べたい？』
アーサー「初めてだから分からないんだ…。お前はどれが食べたいんだ？」
アーサーにそう問われ、改めて看板を見る。
『うーん、チョコかキャラメルで迷ってて。
どっちにしよう…』
アーサー「なら、俺とお前でその二つを食べよう。それなら迷わなくて良いだろう？」
『そうだね！』
アーサーの案に乗り、私達はチョコとキャラメルを頼んだ。
そして、近くにあるベンチに座る。
とりあえずキャラメルクレープを手に取り、口に運んだ。
『ん！やっぱり美味しい…！』
アーサー「Aの言う通りだ！甘くて美味しいな…。」
久しぶりのクレープを堪能していると、ふと
アーサーが 私にチョコクレープを差し出した。
アーサー「こっちも美味いぞ。Aも食べる
だろう？」
『う、うん…！』
食べ合いという案に乗ったは良いのだが、やはりどこか緊張してしまう。
…でも、今日は貴重な休日だ。
少し躊躇ったが、二人で楽しめるなら嬉しい。
そう考え、アーサーにも私のクレープを差し出した。
そしてチョコクレープをかじる。
『…あ、こっちはこっちで美味しいね。どっちが美味しいかって言われたら迷うかも…。』
なんて言いながらふと前を見ると、子供達が
たくさん遊んでいた。
…この子達も、いつ人体発火に飲まれるか分からないんだ。
私達だって、ついこの間まで白装束と戦っていたなんて…まるで信じられない。
そう悶々と考えていると、私の考えを悟ったのかアーサーがこう言った。
アーサー「A、まだ時間はある。クレープを食べ終えたら、少し近くを歩いて帰ろう。」
『うん！』
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九陽(プロフ) - Shioさん» コメントありがとうございます！ 嬉しい……励みになります…！！ (2021年6月28日 7時) (
レス) id: bdb6338ed9 (このIDを非表示/違反報告)
Shio(プロフ) - すごい好きです…！自分のペースで投稿頑張ってください！！ (2021年6月27日 12時) (レス) id: cf11a0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九陽 | 作成日時：2021年3月6日 13時
