地下《ネザー》 ページ2
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翌日。
私達は遂に、地下──ネザーへと向かったのだった。
ヴァルカン「俺達は初出動だな。」
リヒト「きんちょーするっスね。」
ヴァルカン「リヒト、消防服似合ってねェな…」
リヒト「インナーにちゃんと白衣着てるんで!」
……インナーに何の意味が?
そう呆れる私だったが、桜備大隊長と火縄中隊長は感慨深いようだ。
桜備「やっと消防官隊らしくなってきたな…。」
火縄「ホントに…」
確かに、マッチボックスがいつもより狭く、
一消防隊らしい。
桜備「ネザーは、教会から特別に許可をもらってやっと入ることの出来る場所……普段立ち入る事は不可能だ。」
『大災害前は、地下に鉄道が通ってたんですよね?』
森羅「信じらんないな…!」
アイリス「聖陽教では、太陽神様の光が届かないネザーは“地獄”と繋がっていると言われる不浄の地です…。ちょーこわいんです…!!」
“地獄”と言われ、ふと自分の手を見た、
火車──生前悪事を犯した亡者を地獄へと運ぶ、火の燃え盛る車。
そうだ。
私は、この技で…!!
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九陽(プロフ) - Shioさん» コメントありがとうございます! 嬉しい……励みになります…!! (2021年6月28日 7時) (レス) id: bdb6338ed9 (このIDを非表示/違反報告)
Shio(プロフ) - すごい好きです…!自分のペースで投稿頑張ってください!! (2021年6月27日 12時) (レス) id: cf11a0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九陽 | 作成日時:2021年3月6日 13時