【2j3j】通暁リベラル【ヤンデレ】

全握の果実/ G.Star* ページ12

×リクエスト誠に有難う御座いました。




悪とは最も無機質でいながら確かな鼓動を感じる気味の悪いものだ、と彼女を見て皆が知るのである。漆黒のぬべらかな腰迄伸びた髪を一つに結って、椅子に座れば彼女に敵等存在しない。彼女には悪魔の加護があるからだ。我楽多から覗いた透明な苛烈が内面の意志まで焦がす臭いがする様な人物だった。

で「ヤダヤダ！もう一回する！」
ベ「ボス、何回やってもAには勝てませんよ。」
ジ「そうだよ、やめときなって。」

チ「A、唐揚げ出来たから要るぅ？」
　『いりゅ！チャイちゃん大好き！』
チ「ほら、あーん。」
　『美味しい！天才！これおにぎりにして！』

社「結構稼げましたね。」
舞「機械持って来るわ。」

誰にも真似出来ない。彼女の卓上には山の様にチップが重なっている。唐揚げに目を輝かせている無邪気な様子からは想像もつかない程に豪胆だった。美しい彼女が薄汚いギャングの世界で生き残って居られるのは神が彼女を腕に抱えてあやしているのか思う程に運が良いからである。彼女はこの運によって死線を潜り抜け、闇カジノの番人として鎮座していた。

　『お兄ちゃん達も飲もぉよぅ。』
社「A、それ魂ク。勝手に開けて良いんですか？」
『首領(ボス)が開けて良いって言ったぁ。』
舞「俺、一杯貰おうかな。」
　『勿論！ねぇ？築お兄ちゃんも飲も？』
社「……一杯だけですからね。」
　『わぁい！社お兄ちゃん大好きぃ！』

ぢゅーっ。と社の頬に濃厚な口付けをお見舞いしている。これは彼女が気に入った相手にする仕草だ。それが例え人でなくとも彼女はそうする。虎の様に吼える猫の顎を掴んで接吻した事もあるのはでびるがよく知っていた。でびるは彼女の倫理観と貞操観念を気に掛けているが、未だ博愛主義な所は変わる様子が無い。

で「A！いつまで喋ってるの！」
　『首領がぁ、もっかい遊んでくれるみたい。』
舞「行ってきたら？俺達チャイカと話してるからさ。」
　『うん！首領ぉ、もっかいだけねぇ！」
ジ「次は俺がディーラーやりますよ。」
　『わぁ！張り切っちゃうよぉ！』
で「契約者なんだからちょっとくらい手加減してよ！」
　『やだ。』

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
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