Madness Love【オリジナル短編集】

Little Girl End(あとがき) ページ31

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ニンゲンは誰しも心のどこかに闇を抱えている。それはさながら血に飢えたケモノよりも餓鬼と言った方が正しいくらいには。

このおとぎ話では赤ずきんでさえ、大きな大きな闇を抱えていた。


動物を喰らいたい。

あなたを食べたい。

君は僕以外を目に映してはダメ。


いっそ溺れてしまえ。


物語を完成させたい。



我の望むその先を＿＿。


絶望の果てに辿り着いたその場所。



ではこの物語は闇に葬り去ってしまおう。赤黒く染まった表紙が愛の熱で燃え始めた。

本をなめるその炎は僅かな葬いとばかり、灰を残した。風はそれを天に巻き上げた。




はい。最後の風役の黒子です。嘘です、作者の鵯です。


今回は赤ずきんちゃんを元に書きました。なんだろう。なんか全員容赦ないな。本気で潰しにかかってる。

こんな赤ずきんちゃんはいかがでしょう。

僕は絶対イヤですね。


途中何度かデータが吹っ飛びましたが、愛嬌ということで何度も書き直しました。

本当はおまけエンドがありますが、執筆した方がよろしいでしょうか？データ吹っ飛び記念とともにお蔵入りに葬りましたが。

書いて欲しい方、コメント欄までお願いいたします。


まだまだ、本作、続きます。

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