貴方のそばに＊°.アダム＝ユーリエフ ページ19
「失礼します。…Aさん、いらっしゃっていたのですか」
「ふふ、アダムさんこんばんは。ソーンくんに今度絵本を読んであげると約束していたので」
読んでる途中で寝ちゃいましたけど、と付け足してクスクス笑う彼女
「これは弟が申し訳ありません」
「いえいえ、私がしたくてやったことですから」
「しかし、Aさんにもお仕事があるでしょう？」
「女王陛下のお付と言ってもほとんど名前だけなので大丈夫ですよ」
「それならいいのですが…」
その言葉を気に会話は終わってしまう。
今思えば彼女とふたりきり(ソーンは寝ているからカウントしない)は初めてな気がする。
大体は女王陛下がいたり、ソーンや他の従者がいる。
「…ソーン、連れていきますね」
「あっ…今寝たばかりなので起こしてあげるのは少しかわいそうです…」
「Aさんの足は痛くないですか？その体制はきついでしょう？」
今の体制は彼女が座っていて足の上でソーンが寝ている状態だ。
まだ大丈夫にしても、後に足が痛んでくるだろう。
「…じゃあ起こさずに私が抱えて連れていけば問題ないでしょうか」
「そ、そう、ですね…そうしましょう」
「なにかご不満な点がありましたか？それなら申し訳ありません」
「あっ、そ、そんな謝らないでください！…その、私が勝手にもう少しアダムさんとお話したかっただけで…」
こちらこそごめんなさい、と耳まで真っ赤にさせて謝る彼女
それにつられて、自分まで顔が赤くなったのがわかった。
いつもは氷のような肌は今は炎のように熱く感じる。
「…ソーンを部屋に戻してきます」
「…わ、わかりました…」
「…そのあと、ふたりでお話しましょう。この前素敵な紅茶を見つけたんです。お入れしますよ」
「！…はい！ありがとうございます！楽しみです…！」
嬉しそうに笑う彼女があまりにも可愛いものだから、思わず少しだけ触れそうになってしまった。
…あまり可愛くされると我慢できなくて、歯止めできる自信がありませんよ。
*☼*―――――*☼*―――――
玲さんリクエスト
リクエストありがとうございました！
理想と救い＊°.桜華忠臣 �帰�←時を超える＊°.マルコス'55 ��
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_Kanon_ - すみません、ギルド加入よろしいでしょうか？結構前みたいですが入りたくて.......一応S1です。 (2019年10月20日 20時) (
レス) id: 79b232c133 (このIDを非表示/違反報告)
碧夢(プロフ) - めのうさ。さん» お返事ありがとうございます！勿体無いだなんて…！本当に思ったことだったので！(^O^)こちらこそ、めのうさ。さんに読んでいただけているなんて恐縮です…！ありがとうございます！お互い頑張りましょう……！ (2018年1月6日 3時) (レス) id: 0cb86b5809 (このIDを非表示/違反報告)
めのうさ。(プロフ) - チビ猫さん» ありがとうございます！チビ猫さんにはたくさんコメントをいただいて支えられた場面がいくつもありました…！とても嬉しかったです！新作も頑張らせていただきます…！ (2018年1月5日 18時) (レス) id: 4feba7dbf8 (このIDを非表示/違反報告)
めのうさ。(プロフ) - 碧夢さん» そこまで言ってくださると、私も書いてきてよかったな…と思えます！私にはもったいない言葉の数々ですが、そう言ってもらえると心から嬉しいです…！読んでいただきありがとうございます！余談ですが、私も碧夢さんの作品読んでます！これからも頑張ってくださいね！ (2018年1月5日 18時) (レス) id: 4feba7dbf8 (このIDを非表示/違反報告)
めのうさ。(プロフ) - heartさん» こちらこそリクエストありがとうございました！勝手に落ちの話にしてしまい申し訳なかったです…。そう言ってもらえたら嬉しいです！ (2018年1月5日 18時) (レス) id: 4feba7dbf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めのうさ。 | 作成日時：2017年10月8日 20時
