☆*:.｡. ホームレス女学生 .｡.:*☆ 〜Homeless schoolgirl〜 ３

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望「俺の好きな感じやったから…」







（人1）「ほんまに？良かった〜…」


ホッとして、喜んでいると…





ぽんぽんっ…




（人1）「…！」







望「ありがと…」

私の頭を撫でながら…まだ少し赤いままの顔で、フワッと微笑む

寝てたせいか、髪も少しボサボサになってて…何かいつもと違う雰囲気に




ドキッ…







（人1）「あっ…ううん、私は何も…」






望「ふはっ…照れてるし。笑」






（人1）「そそ、そんなことっ！」







望「噛み噛み…笑」







（人1）「うっ…うるさい！」








望「ふふっ…かわいいな。」








（人1）「…へ？」


今、かわいいって…





…幻聴？








望「ごちそうさま…俺ちょっともう一回寝るわ。」







（人1）「あ、うん…大丈夫？」







望「うん、ちょっとしんどいだけ…」

そう言って、布団をかぶる





もしかして、無理してたんじゃ…





（人1）「…」


心配になってきて…じっと見守る








望「…」

壁向きやなく、こっち向きに横になる望くん…







やから、自然と見つめ合う形に…笑







ドキドキドキドキ…ドキドキ…




（人1）「あれ…寝ぇへんの？」









望「ん〜…こうするだけでもだいぶ楽やわ…」








（人1）「そう…でも寝た方がいいんやない？」








望「う…ん…」


何か、ウトウトしてる望くん…






そのまま見ていると、眠りについて…







（人1）「おやすみ…」









望「スー……スー…」


寝ついた後もやっぱり心配やから、少し様子を見ていると…









（人1）「あれ…？」



布団から少し見えてる手…





何か気になって







そっと布団を捲り、覗いた指を見ると…








（人1）「…え。」


どの指も絆創膏だらけで…







これって…








もしかして…








毎日お弁当作ったり、慣れない料理してくれてるから…？





（人1）「全然気づかんかった…」



っていうか逆に、気づかへんようにしてくれてた？








（人1）「こんなになるまで…頑張ってくれてたん？」








望「スー……」

寝てるから、当然返事は無いけど…







多分、そうやんな…？








（人1）「ありがとう…」


そっと優しく手を摩る…

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