☆*:.｡. ホームレス女学生 .｡.:*☆ 〜Homeless schoolgirl〜 ３

:.｡. 112 .｡.:* ページ19

望「（人1）ちゃん…もしかして、今の本気にした？笑」









（人1）「…いや〜？…ぜ、全然？」

明らかに動揺している自分…笑








望「ふ〜ん…そうか。」






…？






望「もうちょっと早く答えてくれたら、チューしよ思ったんやけどな…」


ポツリと呟く彼…









（人1）「…ち、ちゅう？……へっ！！」

自分で呟いてから、その意味に気づき…めっちゃ目が点になる私









望「ふふっ…めっちゃアホな顔してる。笑」









（人1）「……」









望「ちょ…嘘に決まってるやん！！笑」

そう言うと、おーいおーいと私の前で手をフリフリする彼…









（人1）「…はっ！…え？あっ、そ、そうやんなぁ〜…笑」

何か、頭が混乱気味なんやけど…笑








望「あ…寧ろ、無理矢理にでもしたら良かった？笑」








（人1）「…え？」







望「めっちゃ残念そうな顔してるから。笑」








（人1）「えっ？…そ、そんなことないけど？」







望「ほんまにぃ〜？笑」

そう言って、近づいてくる望くん…






すると、それに異常なほど反応する心臓






ドキドキドキドキッ…




（人1）「だ、だって…好きとかそういうの、よくわからへんもん」




私がそう言うと、足を止めて何やら考え出す彼







望「…へぇ〜。じゃあさ、初恋とかまだ？」








（人1）「初恋…」





正直、思い当たらない…けど、何か恥ずかしくて言いにくい









（人1）「…恋って、楽しいん？」









望「ふふっ…俺に聞かれても知らん！たぶん、楽しいんちゃう？まぁ…人それぞれやろ。」







（人1）「ふ〜ん…」








望「何やろなぁ…男子みて、ドキドキしたこととか無い？」








（人1）「…特には」








望「…マジか！笑」






コクリと頷く私…







望「あ…さっきのは？」







（人1）「…」


ホンマのことを言うと…思い出しただけでもドキドキしてる







それに最近、望くんと少しでも近づいただけで、何か…体温が上がる







ドキドキドキドキッ…








望「…お？考えてるってことは…？」





でも、恋かそうじゃないかの区別なんて…アホな私には到底判断出来ひんし。笑







ただ、そっけない返事をするだけやった







（人1）「…べっ、別に？」









望「なんや〜…期待してたのに！」



そう言って、わざとらしく落ちこむ彼…





期待って…一体なんやそれ？







望「…俺、頑張ったのに〜！」

:.｡. 113 .｡.:*→←:.｡. 111 .｡.:*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す