お手紙24:とある少年の思い ページ39
zm視点
黄泉が自分の妹だった事をしった。
元々は夜のような姿ではなく俺と似たような姿だったと知った。
たまに弄ったりするけど人が本当に嫌がることはしないとっても優しい子なのだと。
…俺はきっとこの罪は消えないだろう。
これらの話はあの日帰り道でトントンとロボロが教えてくれた。
なんで自分にはAの記憶が無いのだろう。他の人は思い出しているのに俺だけ……。
二人は手伝い屋が力を強く込めたから言うとるけど…それでも俺は酷い奴や。
《大事な家族を忘れるなんて…イフリート。お前はAの事覚えてるかな。》
(ザザー)
「はー、思わずいつも家族と一緒に遊びに行く海に来たけど…静かやな。」
蒼だけが広がる視界に思わず目を閉じた。
もしもここにAが来たら自分を犠牲にしよう。その方がアイツらも喜ぶやろうなあ。
ククッきっと顔から涙が止まらんやろうなあ。
あいつも…兄さんも喜ぶやろ。いけ好かねえやつだけどAの事大事に思うとるからなあ。
ロボロも…あんなんだけど良い奴やったなあ。俺の無茶にいつも巻き込ませていたな。
トントンもあんな童貞言われとったけどよくよく考えれば当たり前だったな…すまん。これからもしっかりと寝てて欲しいなあ。
はー、父さん、母さんにも恩を返せないままだなあ。親不孝者やで(笑)
きっとAは俺が覚えている前提で話してくるだろう。
そしてその後自ら消えるつもりだろう。
Aなら誰からも記憶を奪いたくないやろうからな。
《まあこれは俺の予想やけど俺やったらそうやるな………。》
一体どれくらいの時間が経っただろう。
それはちょっとかもしれないし何時間だったかもしれない。
(ザッザッ)
後ろから足音が聞こえる
『待ってくれありがとう。…お兄ちゃん。』
「………よお来たなあAまあ話そうや」
皆何とかしようとしてくれたけど…ごめんな。
俺は覚えているフリをするわ。
後で消します。
文の書き方を変えてみたのですがどうでしょうか？好評だったらこれからもこんな風にします。
( ◜ω◝ )
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ケロ吉 | 作成日時：2020年8月4日 15時
