一通のお便りが届きました。【zm】 (ページ35)

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お便り9:作られた日常ページ35

チュンチュンと鳥たちが朝を告げる。

『うーん、ここは……？』

たしか今日は○日だっけ？……いや、カレンダーを見る限り◎日、おかしい昨日の記憶が丸ごとないの？そういやここは…”ゾム”の家かしら。緑色の布団を見る限りかけてくれたのかな？

？「よっ、黄泉!!目を覚ましたんか!?大丈夫か!?」

『私は大丈夫よゾム､取り敢えず落ち着きなさい。』

どうしてこんなにもゾムは焦っているのかしら？どちらかと言えば私の方が焦りたい……。

『ねえゾム…私昨日の記憶が無いんだけど何か知らない？』

あの日私は組織に気おつけていたけど捕まってしまった？私は寝なくても生きていれるのに”寝てた”なんて……ゾムはきっと何かを知っているはず。

zm「あ、そういや今日はトントンとロボロが家まで迎えに行く言うてたで。はよ準備して学校に行こうや!!」

…明らかにはぐらかされた､まあいっか。忘れるという事はそういうことだろう。でも……

《もういいじゃん。どうせ辛くなるだけだよ。忘れた方が楽だよ。》

何… あなたは私が忘れてしまった人なの？

《私は…そうね、あなたと関わりがあったけど忘れられたんじゃなくて”消えてしまった”人だわ。…私のせいでたくさん辛い目に合わせてしまったね。もう忘れていいよ。ごめんね。》

私は……？

rb.tn「おはよう由美。大丈夫？」

zm「どうしたん？由美はよ学校行こか。他にも俺の友達はおんねんで！今日紹介するな。」

私は誰？私は郵便屋:黄泉。学校では大野由美

『そうね、早く学校に行きましょうか。”トントンさん”、ロボロさん、ゾム』

それからはあっとゆう間だった。皆は他にも鬱くんやコネシマくん、オスマンさんやグルッペン先輩と個性豊かな人達と仲良く過ごしていた。放課後に一緒に遊んだり､休日に買い物とかしたり、この間はゾムの親御さんにもバレちゃった。心が締め付けられるような感じだったけどもう痛くない……たまに変な呼び出しとかもあったけどそれ以外は普通にまるで”一般人”のように暮らしていた。

《そういえば兄さんは元気かしら？明日で交換留学も終わるし、沢山思い出話を話そう。うーん、今日は”たまたま”皆用事があって一緒に帰れないのね。最後だから一緒に帰りたかったのに。》

目の前に人が現れた。
『あら、鬱先生。一緒に帰らない？今ちょうど一人なの、どう？』

ut「………由美さんは今楽しい？」

キリが悪いが文字数ー✗