お手紙23:残された時間 ページ33
ut視点
はー、嘘やろまさか血を出して倒れるなんて…この状況どないせないかんの。
まさかこの子自分の命を犠牲に仕事を行っていた？それなら納得が付くけど……
kn「だ、大先生どないしよ。あの子倒れてから動かへんけど……,」
「まあまあ、一旦落ち着けコネシマ。今ここで必要なのは狼狽えることやない。」
多分この子の関係者がそろそろ来てしまうかもしれない。
「取り敢えずグルちゃんの所に連れてこっ、誰かが見てるかも知れないし。」
kn「お、おん。流石やな大先生!!はよ行こか。」
グルちゃんが「連れてこい｣なんて言うのは初めてやからな。しかも今回の郵便屋ってこの子やったんか。昔一回見たの事あるような…今はそれじゃないな。早くいかないと。
??視点
?「あーあ、血反吐を吐いちゃっためうか。このままじゃ”また”同じことの繰り返しめう。」
悲しい事だなあ、兄さんもトントンもロボロもゾムも……。
？「まだチャンスはあるから頑張れよ…よし！グルッペンの所に行くめぅよ〜。」
誰かの独り言は静かに夕日に溶けて言った。
tn視点
｢なんで消えたんやA。またあの時みたいに俺の前から消えるんか？次こそは守ると約束をしたんのにまた……｣
バシッ
rb「正気になれトントン！お前があの時から苦しんどる事は分かっとる。やけどそれはお前だけじゃない」
ポロポロとロボロの瞳から涙が溢れてた。
「俺やって本当はずっと思い出して欲しかった、前のようにロボロって呼ばれたかった昔のようにこのグループでずっと一緒に居たかった!!……後悔をするのはええ、だけど今はAを見つけんのが先やろ。今日は新月や。夜になったら俺らも完全に力が使えんくなる。そんまえに見つけるで……」
そうだ、今はうじうじしとる場合やない。早く見つけんと、手遅れになる前に？「その必要は無い。」
zm「兄さん…。」
ni「さっき組織から連絡があった。今
rb「なんでトップがAを預かったん？なんで((ni「うるさい。今日はもう帰れ。本音を言えばお前らの記憶も消したいがもうどうでもいい。明日はきっと今日の出来事は忘れて学校に行くだろう、じゃあな。」
zm「待って、俺まだお前に聞きたいことが!!」
手伝い屋はほのかにコーヒーの匂いを残して消えていった。
作者:なんか長引きますねえ。(￣▽￣;)何話でこの話を終わるんだろう。作品が完成するまでは消えないのでこれからも応援お願いします・ω・
お便り8:覚えているのは……何？→←お便り7:痛みの正体は？…
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作者名：ケロ吉 | 作成日時：2020年8月4日 15時
