お手紙15:日常に潜む恐怖 ページ20
zm視点
「あー、全くねむれへんかった。なんであんなに無防備やねん。流石に手ぇ出したら100殺られるからやらんけど……。くくっ、アホズラ」
(( ˇωˇ )スヤァ…)
それだけ俺の事を信頼してくれんねんな。かあー、もー、どうすればいいんや黄泉の事は大事にしたい。やけど何か壁を感じる。兄さんといる時に比べて違和感を感じる。あそこまで俺の事を嫌がったのは何故か、黄泉は…人間だった頃どんな人物だったから知らんけど兄さんは知ってるんやろうな。……なんか腹立ってきたわ、今度あったら〆ようかな。
『んー?ゾム〜起きたの〜?』
「ああ、起きたで学校へ行こか。」
『うん。』
貴方視点
もうそろそろ潮時かな。ゾムと居る時は楽しいけど、これ以上は彼も巻き込んでしまう。○○屋と対立をするから部外者がいては行けないのに……。
『なんで寂しいんだろうね。ゾム』
今まで通りに戻るだけなのに。こんな感情捨てなきゃいけなくなるじゃん。でも
『郵便屋としての指名は果たさなくちゃ。』
例え1人でも”私”はこの世界で生きなきゃいけないから。
「おーい黄泉着替え終わったか?学校へ行くで。」
『うん、今から行く。』
今日中に学校に居る他の○○屋を見つけなくては。理由等も聞かなきゃだし、抵抗するようなら…ね。
『今ある幸せを守る為に…私は戦う。』
今もほら、学校へ向かっている道で誰かに見られている。契約違反にふれちゃったか。
「〜でな、そん時のロボロの顔ったら見ものでな…。」
『そうなの、それは楽しそうわね。』
今はゾムが居るから手を出してこないけど一人になったら来るわね。いや、まだ周りにも沢山の人がいるからか。
『ゾム、あまり人気のない所に行かないでね。』
「ん?おうっ気おつけるわ。」
学校に着いてしまった。こんなに早く対立するとは思わなかったけど…仕方ない。ごめんね兄さんこんな不届き者で…迷惑しか掛けなかったな。
『ゾム、私少し用事があるから先行ってて、』
これ以上は立ち寄っては行けない。
「…気おつけてな。黄泉」
『ありがとう、きおつけるわ。』
私はある部屋に向かった、その人物はぽつんと椅子に座っている。
『そこにいるでしょ情報屋、多分だけどゾムに私の情報を伝えたでしょう。知りたがってる顔してたわ。』
?「やっぱりバレたか、途中で妨害にあったけど”情報”は伝わったんやな。」
『思ったのよね私の背後を取れるなんて”同じ側”じゃないと有り得ない。ねえ、ロボロさん。』
お便り3:守りたいから…。→←お手紙14:彼女が見た××の本
13人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ケロ吉 | 作成日時:2020年8月4日 15時