一通のお便りが届きました。【zm】 (ページ17)

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お手紙12:あの人は誰？ページ17

zm視点
《ずっと何処に泊まるんやと思ったけど俺ん家かぁ。こいつ危機感がないな。一応俺も男だぞ。》

「おげぇ、お前の保護者に恨まれそう…。」

『兄さんの事？無断で決めたから戻ったら怒られるわw』

wじゃねえよ!!やられんの俺やん。朝迎えられるかな。

「そういや、なんでいつもと服装や髪型がちゃうの？会った時かなり印象が違ったから驚いたで。」

『元々の交換留学生の姿を真似したの。一応１ヶ月の間だけだし後で記憶は消してもらうからなるべく似てる方がいいかなって。』

ふわふわの髪の毛は風が吹く度に柔らかそうに揺れている。青い瞳はレンズに映し出されて寄り引き立っている。つい本音が出てしまった。

「意外とメガネ似合うんやな綺麗やで。」

はっ、もしやこれは変態なのでは……。
黄泉は頬を真っ赤にして睨んでた。

『おだててもなにもでないぞ』ﾌﾟｲｯ

初めはよくわからんくて取っ付きにくいと思たけどこんなにも仲が良くなるとは考えても無かったな。

『そう言えば聞きたかったことがあったんだけど、さっきトントンさんと何をはなしてたの？』

どうしよう言うた方がええかな。もしかしたらなにかしら知っとるかも知れへんし。

「実はさっきトントンに郵便屋を知っとるか聞かれて焦ったんやよ。世間話しとっただけなのに無駄にドキドキしとってなあ。」

黄泉は何かを考えて『ごめん用事があったから先に帰っててくれる？すぐ向かうから。』

《変やの。ただの考えすぎかと思ったけど……,》

「まさかな。」

貴方視点
ピィー

［兄さんもしもし？聞こえる。］

［どうしたん？連絡なんて入れて、］

［伝えたい事があって、学校行く間はゾムの家に泊まるね。］

［はあ！！相手は男なんだぞ狼なんだ！！］

［大丈夫だって、もしもの時は力を使うから。］

［でも使いすぎたら、お前は……。］

兄さんは心配しすぎだな、優しすぎる

［そういや、まだ郵便は来てないの？そろそろ一通ぐらいはあってもいいと思うけど…。］

［それが、”郵便屋(ココ)”に届く前に消えているから他の○○屋が動いている可能性がある。］

やっぱりか学校に数人は居るな、何故そんなことをするのだろう。得なんて何も無いのに。

［そっか、ありがとう。もしも届いたら言ってねすぐ向かうから。］
ピィ
郵便屋に似てる○○屋は確か…通達屋だったよな。情報も漏れているから情報屋も…明日学校で探すか。

注意:ここからはバットエンドです。