お手紙8:好奇心は猫を殺す ページ11
zm視点
黄泉と別れた後にイフリートの手紙を読み返した。
zm「全く何を伝えたいかは分からんが、うじうじするな！とか書かれてそうやなwありがとうイフリート。、、、、、、郵便屋かあ」
スマホを取り出す。メッセージアプリには通知が届いていたが、先に調べたかったから後にしよう。
zm「えーと、郵便屋 都市伝説 」
検索には沢山引っかかったが、最近の物は数件しか無かった。
内容はこうだ。
＿＿＿＿＿
皆は郵便屋と言う都市伝説を知っているだろうか。普通に手紙を届けるだけだと思っていないだろうか？それは違うそれなら配達員などに任せればいい。郵便屋の実態は現世と常世を繋ぐものであり、分かりやすくいえば、巫女のようなものだと私は考えている。そして不思議な力を持っている。
《そういや今日帰ってる時も気づいたら自分家に着いてたな。》
他にも情報屋や通達屋などもあるが、その話はまた今度にしましょう。元々代々に伝わって郵便屋を後継人やその器を持っているものに受け継いでいたが、少子高齢化に伴い、一時期はその仕事が消えていたが最近また現れたらしいが、この話を聞いて手紙を届けてもらいたい方はよっぽどの強い意志を持つ人以外は辞めて欲しい。郵便屋は届ける代わりにその代償に記憶や想いを喰らって生きているのだ。ここで不思議に思った方は居るだろうか？どうしてそんな事を私が知っているのか？それは
＿＿＿＿＿
続きを読み進めようとしたら、突然今まで読んでいた文章が文字化けをし、読めなくなった。
zm「どういうこっちゃ、記憶や想いを喰らう？？黄泉が、、、そんな事を、、、しかも代々て言うことは生まれてからずっと郵便屋だから記憶が無いと言っている黄泉は一体、、、、、、、、、何もんなんや。わけがわからん。」
動揺している俺に電話が来た。(ピロ〜ン)
ビクッ
電話字幕［］
zm［なんやロボロか、どうしたんこんな時間に？］
rb［なんか今日家に行ったんやけど何故か家におらんかったからどうしたんかと思ったんやけどどっかに出かけてたん？］
zm［大丈夫やで、ちょっとした用事があったから出かけてたんや。心配掛けてごめんな。］
rb［そうならええやけど、トントンがなんかゾムに用事があったぽかったで、何かやらかしたんか？］
トントンが俺に？どういう事だ。
zm［そか、連絡ありがとなロボロ］
rb［おん、気をつけろよ。］
ガチャンッ
電話が切れても心は嵐の様だった。
zm「黄泉は、何者なんだ。」
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作者名：ケロ吉 | 作成日時：2020年8月4日 15時
