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#09 ページ9
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Aいいよ!
A駅前でもいいかな?
AからやってくるLINEはいつでも可愛いくて
ただただAとの約束の時間が来るのを待った。
「のんちゃん」
名前を呼ばれて振り向くとAが立ってた。
Aは、白のシャツに花柄のプリーツスカートを履いてた。
(あー、可愛い)
「もう23時前やのにごめんな？」
「いいよ、私もさっき仕事終わったばっかだから」
「そっか」
「うん」と笑うAの足元をよく見たら左膝から血が滲んでた。
「A、傷あるやん」
「え？」
Aは傷があることに気づいてなかった、らしい。
気付くの遅すぎるやろ。
「のんちゃん待ってるって思って走ったら階段でちょっとつまづいたからかも」
また、ふふとAは笑った。
……俺のせいやん。
「俺ん家で消毒しよ、こっからやったら俺ん家の方が近いから」
「のんちゃん優しいね(笑)別にいいのに」
「普通やって」
「何かお母さんみたい」
「それは神ちゃんやろ」
「あ、そっか」
ケラケラ笑ってるAの手を引きながら、俺は家へ向かった。
やましいことなんかするつもりなんて全く無かった。
ただ、Aケガさした原因は俺やし
ちゃんと手当てして�陲舛磴鵑慮気吠屬気鵑箸辰道廚辰堂兇�Aの手を強く握った。
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作者名：ふぇありー | 作成日時：2017年10月7日 20時
