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「……何があったんかは知らんけど、その苦しいの除かんとアカンで」
黙り込む俺に対して流星は話を続けた。
「やないと……いつか望、壊れそうで怖い」
そう流星が呟いた矢先、スタッフが「藤井さーん」と流星を呼んだ。
「あ、行かな」
「……おん」
流星は俺のことをよく分かってる。
天然かますくせに、こーゆーのちゃんと見てて。
結構、侮れん奴。
「……なあ、流星」
「ん？」
「そんな元気なかった？」
「なさすぎて困ったわ。照史が望がじゃれて来ん〜って言ってたで」
「ほんま？(笑)」
「ほんまほんま(笑)」
「ほんじゃ、行ってくるわ〜」とそそくさに流星は行ってしまって。
楽屋で1人になった俺はスマホを取り出した。
望今日、会えへん?
AにそうLINEを送った。
取り返しに付かんうちにコレで終わりにせなって思った。
Aに会ったら
きっと元気でる、もうメンバーにも心配かけへん。
そうやって思ってた。
やけど
俺は罪を犯した。
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作者名：ふぇありー | 作成日時：2017年10月7日 20時
