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すると
ずっと黙ってたAが口を開いた。
「……あの、タメ口でいいですか」
またあの瞳で捕えられた。
「…ええよ」
「やった！」
拒否権なんかある訳もなくて頷いてそう言うとAはただ嬉しそうに笑った。
向日葵みたいな
太陽みたいな笑顔やった。
「崇裕くんの大事な人だから仲良くしたいなってずっと思ってて……、特に雑誌の小瀧くんはキラキラしてて……書店に雑誌置く時、凄いなって思ってた」
ふふ、と照れくさそうに笑って買ったばかりのアイスバーを口に入れた。
そんな事
言わんといて欲しかった。
そんなん。
Aに堕ちていくだけやから。
「LINE交換せえへん？」
断ることも出来るように俺は聞いたのに。
Aは「いいよ」ってあっさり承諾して
この子、ほんま無防備やなって思った。
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作者名：ふぇありー | 作成日時：2017年10月7日 20時
