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#42 ページ44
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You side
「……ごめん、今日約束無理になった」
崇裕くんの仕事が長続きして、会えるはずの約束もドタキャンされてしまったあの日。
私は、普段飲まないお酒を飲みまくってのんちゃんに頼った。
私のワガママにものんちゃんは聞いてくれた。
のんちゃんも優しいから。
私はその優しさにただ甘えてた。
それから、崇裕くんにプロポーズされた。
嬉しくて
ドキドキした。
だから
のんちゃんから離れなきゃって思った。
簡単に離れられるって思った。
私はのんちゃんとは一時的な関係で
都合のいい女でしかないハズだから。
私が好きなのは崇裕くんだけだから。
だけど
崇裕くんは全部気付いてた。
怒らずにただ悲しく私に笑いかけてくれた。
悪いのは私なのに。
やっぱり崇裕くんは
すっごく優しくて太陽みたいで。
大好きだった。
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作者名：ふぇありー | 作成日時：2017年10月7日 20時
