" Irregular " な中間管理職【２】 (ページ24)

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あ

幕張も終わり冬ツアーが一旦一区切りついたということで今日から1週間の冬休み期間に入った

「活動全般おやすみね」としっかりリーダーからクギを刺されたのでパソコンをシャットダウンして普段は出来ないことを満喫しようと何をするか考える

買い物も行きたいし、好きなアイドルの溜めてたDVDも見たいし ...

「そうや」

そして最終的に行き着いたのが実家に帰る

思い立ったら即行動な私はすぐさま初兎ちゃんに連絡

実家帰ろうと思うねんけどどうする?
俺も一緒に帰る

大阪の中でもガッツリ地元一緒な為どっちかが帰省する際は一言かけるのが当たり前になりつつあるので返信きたのを確認して2人分新幹線のチケットをとった

いつもならノーパソもカバンに詰めるのだが今回はお留守番してもらい必要最低限で家を出る

あ

地元の最寄りで初兎ちゃんとは分かれ今日は久しぶりに歩いてみることにした

ここの公園よく来たなぁ、とかここの駄菓子屋閉店しちゃったんだ、とかそんな懐かしさに浸りながら歩けばあっという間に着く我が実家

お母さんにだけ事前に連絡を入れていたため家の明かりはついていて自然と " こうら " から " A " へとスイッチがオフになる

「ただいま」

家の玄関を開けてそう声を掛ければドタドタとリビングから走ってくる影

「 ... っぐ、重いわ」

『おかえり』

そのまま勢いよく抱きついてきたのは弟

そして後ろからゆっくり歩いてきたのはお母さんとお父さん

母「 Aおかえり」

父「おかえり。疲れたやろ」

玄関はなんやし上がり。と荷物を持ってくれるお父さんと少しばかり目が潤んでるように見えるお母さん

そして未だに引っ付いたままな弟

昨日大きなステージに立たせてもらったから余計そう感じるのかどことなく昔に戻った気がして目の奥がツーンとした

当たり前なのだろうけど実家では活動者としてではなく娘・姉として接してくれるから普段は常に気を張ってるのが一気に解ける

母「幕張に立ってるあんためちゃくちゃかっこよかったで」

「 ... ありがと、」

初兎ちゃん家族と一緒に見に来てくれた我が家。

まるで授業参観のようだった。