" Irregular " な中間管理職【２】 (ページ17)

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^ 凱旋公演ページ17

あ

今日は冬ツの大阪公演の日。

私たち関西組にとっては凱旋公演でもあって毎度恒例の家族訪問があったりもする。

ニキままやら初兎ちゃんままが差し入れくれたり家族総出で見に来てくれたり1種の学芸会みたいなものでいつもと違う緊張感が襲う

『 Aちゃんあんたまた可愛くなったんちゃう？！』

初兎「ちょ、お母さん！A困っとるやろ」

いつも会う度褒めてくれる初兎ちゃんママ。

The！関西人！で私からしたら第二のお母さん的な感じなんよね。(笑)

「初兎ちゃんままも相変わらず綺麗やね」

初兎ママ『ははっ、相変わらずお口も達者なことで (笑) 』

「ほんまやって〜！初兎ちゃんパパも相変わらずかっこええし」

初兎パパ『んはっ、口上手いなぁ〜 (笑) 』

" 差し入れ持ってきたから後で食べてな " そういうとイチオシらしい悠くんの所へと行った初兎ちゃんママとパパ。

初兎「いつもごめんな」

「ええねん。初兎ちゃんママのことも初兎ちゃんパパのことも大好きやし」

初兎「娘できたみたいで嬉しいんやと思うわ」

「その娘が私でごめんなって感じやわ」

初兎「 Aやからこそやと思うで」

大阪に帰ってくる度会いに来てくれて可愛がってくれる初兎ちゃん家族。

うちの家族とはまた違った良さがあって別の居心地の良さがあるねんなぁ。

「今日泣かんと話せるかな」

つい数時間前に突然リーダーから大阪2部公演の最後の〆を任された私。

凱旋やからこそ泣かんで言えるか不安でふと小さくそう零せば、

初兎「泣いた時は泣いた時ちゃう？それも思い出やん」

と何時になく真面目に返ってくる

初兎「無理に泣かんようにせんでええんちゃう？
泣いた時は俺らが総出で慰めたるわ。(笑) 」

「間に合ってます」

初兎「ははっ、まぁ気取らずいつも通りのAで行けばええよ」

「いつもありがとな」

初兎「なに？急に。怖いねんけど」

不意に出た " いつもありがとう " という言葉。
意識した訳ではなくただ伝えたかった。

初兎「急に居らんくなったりせんよな？」

「 ... どうやろな」

初兎「、それはいくらお前でも許さへんよ」

「なんてな。冗談やん。(笑)
武道館行くんやろ？7人で夢叶えんねやろ？」

半分冗談で半分本気 ... なんて言葉は飲み込んだ。