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黄色の目立つジャージを着ている人達が沢山入ってきた
もしかして、あの高校って……
そうだ。お兄ちゃんの高校だ
あまりお兄ちゃんに会いたくないので、急いで隣にいたかおり先輩の背中に隠れた
かおり「え？Aちゃんどうしたの？」
「いや、お気になさらず！！」
名前呼ばないでえぇ……
遠くから、お兄ちゃんを見てみるとさっきの侑さんに絡まれていた
ふふっ。お兄ちゃん潔癖のくせにぐいぐい行かれてるの面白いな
とりあえず、今は大丈夫そうだから、記録の事だけ集中しよ
ピピーーーーッ
音駒との戦いが終わった
勝ったのは梟谷。幸先いいね！！
研磨、さぼろうとしてるな……
黒尾さん、止めてるのおもしろ……
ぼんやりしていると、後ろから抱きつかれた
聖臣「ここに居たの。ずっと会いたかったんだけど」
は？？？
この……バカ兄貴
「ばかやろーー！！！！外ではそれやめてって言ったよね！？」
聖臣「そんなの聞いてねぇ。記録頑張って書いてるの可愛い」
うっ……
「……うるさいから早くあっち戻って！」
そう言うとお兄ちゃんは、私の頭を撫でてあっちへ戻っていった
胸がドキドキしてて苦しい
ドキドキしているのはなぜ！？
幸いなことに、音駒とうちの高校は外にいてて、私がぼんやりしてる間にあっちに行ってたっぽい。よかった……
わたしも急いで外へ出た
木兎「あーーー！！A！遅かったな！！！何してたんだ！？」
木葉「ほんとだよ、最近ぼーっとしてること多いぜ」
「いや！ちょっとぼーっとしてて、遅れただけです！すいません……」
あのバカ兄貴のせいだけどね…
赤葦「無理しないでね。今日暑いし、水分補給しっかりとって、塩分も取るんだよ」
さすがおかん……
「ありがとうございます。赤葦先輩のほうこそですよ！！そっちの方が動いてるんですから……」
赤葦「ふふっ。そうだね」
笑っている赤葦先輩に微笑み返す
よし、次も頑張らないと！！
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作者名：みみ | 作成日時：2024年3月26日 16時
