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聖臣「ちょっと待て」
そうお兄ちゃんが言い、私の手を掴んだ
「な、なに?」
聖臣「…ぎゅーしろ」
きゅ、急に引き止めてきたと思ったら……
まさかのぎゅー!?
「な、なんでお兄ちゃんにしないといけないのさ、!しかも、お兄ちゃん潔癖だから嫌なんじゃないの!?」
お兄ちゃんにそう言うと、口をとんがらせて、
聖臣「Aにだけは、潔癖じゃねーし。」
ぐっ……!!
「……一瞬だけだよ」
するとお兄ちゃんは顔を明るくして、抱きしめてきた
まぁ、いっか
すると抱き締める力がぎゅーーっと強くなった
「ちょ、痛いからはなせ」
聖臣「ごめん。大好き」
「はいはい、おやすみ!」
ドタドタドタ……と階段を急いで上がる
なんなの、!!!!
お兄ちゃんってあんなに可愛かったっけ!?!
まだドキドキ言ってる……
疲れてるのかな、、早く寝よ……
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次の日の朝
朝練があるので、私は家を早く出ることになった
お兄ちゃんも、朝練あるみたい
「いってきまーす」と一言言って、家を飛び出た
バーーーンッ
バレーボールを叩く音が体育館に響く
ピーーーーー!
「木兎ナイスキーーー!!!」
木兎先輩、絶好調だなぁ
コーチ「20分休憩ーー」
私は全員にスポドリを渡し、赤葦先輩と話していた
「お疲れ様です、赤葦先輩」
赤葦「スポドリありがとう。お疲れ」
「赤葦先輩、相談なんですけど」
赤葦先輩はなんだ?と首を傾げた
「兄妹って、抱き合うの普通ですかね?」
わっ、何聞いてんの私……とっさに声に出ちゃった
赤葦「いや、普通じゃないと思うよ」
いや、やっぱそうだよね……私のお兄ちゃんがおかしいんだよね……
「そうですよね。変な事聞いてごめんなさい」
赤葦「なに?少女漫画でも読んだの?」
と赤葦先輩は笑っているが、
実話なんだよなぁ……
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作者名:みみ | 作成日時:2024年3月26日 16時