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聖臣「ちょっと待て」

そうお兄ちゃんが言い、私の手を掴んだ

「な、なに?」

聖臣「…ぎゅーしろ」

きゅ、急に引き止めてきたと思ったら……

まさかのぎゅー!?

「な、なんでお兄ちゃんにしないといけないのさ、!しかも、お兄ちゃん潔癖だから嫌なんじゃないの!?」

お兄ちゃんにそう言うと、口をとんがらせて、

聖臣「Aにだけは、潔癖じゃねーし。」

ぐっ……!!

「……一瞬だけだよ」

するとお兄ちゃんは顔を明るくして、抱きしめてきた

まぁ、いっか

すると抱き締める力がぎゅーーっと強くなった

「ちょ、痛いからはなせ」

聖臣「ごめん。大好き」

「はいはい、おやすみ!」

ドタドタドタ……と階段を急いで上がる



なんなの、!!!!

お兄ちゃんってあんなに可愛かったっけ!?!

まだドキドキ言ってる……

疲れてるのかな、、早く寝よ……
_____________________________________________

次の日の朝

朝練があるので、私は家を早く出ることになった

お兄ちゃんも、朝練あるみたい

「いってきまーす」と一言言って、家を飛び出た



バーーーンッ

バレーボールを叩く音が体育館に響く

ピーーーーー!


「木兎ナイスキーーー!!!」


木兎先輩、絶好調だなぁ

コーチ「20分休憩ーー」


私は全員にスポドリを渡し、赤葦先輩と話していた

「お疲れ様です、赤葦先輩」

赤葦「スポドリありがとう。お疲れ」

「赤葦先輩、相談なんですけど」

赤葦先輩はなんだ?と首を傾げた

「兄妹って、抱き合うの普通ですかね?」

わっ、何聞いてんの私……とっさに声に出ちゃった

赤葦「いや、普通じゃないと思うよ」

いや、やっぱそうだよね……私のお兄ちゃんがおかしいんだよね……

「そうですよね。変な事聞いてごめんなさい」

赤葦「なに?少女漫画でも読んだの?」

と赤葦先輩は笑っているが、

実話なんだよなぁ……
……………………………………………………………………………

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作者名:みみ | 作成日時:2024年3月26日 16時

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