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放課後
約束通り、凛ちゃんとバレー部の練習を見に行くことにした
体育館に着き、2階のギャラリーへ向かった
バーーン
ボールを打つ音が聞こえる
もう練習は始まっているらしい
「A見てあの人すごいよーーー！！！」と凛ちゃんが目を輝かせている
たしかに、すごいな……
さすが強豪校ってかんじ
全員身長高いなーー
ボーッと練習を見ていると横からたくさんの女子達が叫び出した
「キャーーーーー！！！侑くぅーん！！」
ん？侑……？
侑ってあいつか！！！？侑バレー部だったんだ…初耳だな
侑は女子達の方を見て手を振るとまた叫び出した
うるさいなぁ……ここはライブ会場か？
「侑って女子達に人気なんだね」
「うん、顔がいいからね〜。A知り合いなの？」
「前、廊下でぶつかって仲良くなった」
「なんじゃそら！！ 」
再び練習風景を観る
……
ドキッ
あれ、角名くんじゃない？
え、やばいやばい
角名くんって、バレー部だったんだ……
バーーン
角名くん、ブロック上手だな
かっこいいな……
「ん？A、なんか顔赤くない？しんどい？？」
「い、いや！なんでもないよ！ちょっと暑いだけで、」
角名くんをじーっと見ていると、角名くんが後ろに振り向いて、目が合ってしまった
わっ、どうしよう、目が合っちゃった
角名くんは私を見て、ニコッと微笑み、手をふわっと振ってくれた
心臓が破裂しそうなくらい、ドキドキ言ってる
私は微笑み返し、手を振り返した
すると角名くんは笑って、練習に戻って行った
はぁぁ……
この気持ち、抑えたいのに
角名くん、沼すぎでしょ……
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作者名：みみ | 作成日時：2024年3月18日 2時
