夢の世界 (ページ15)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:663 hit

クラス説明ページ15

先輩たちの紹介が終わった頃、立花くんが教室に入ってきた。

希佐「すみません、遅くなりました！」

根地「おお、おお、入りたまえ。校内放送で高らかに呼ばれていたね。初日からなにか問題でも起こしたのかい？窃盗、強盗、過失傷害、恐喝、銀行強盗·····。」

根地先輩、すごく口が回る人だなぁ。

フミ「·····その足で学校来るやつなんていねーだろ、クロ。」

根地「そんな肝っ玉のすわった新入生がいてもいいじゃないか、フーミン！この世はドラマがすべて！」

フミ「んで、おまわりが来たらどーすんのサ。」

根地「差し出す！社会生活は法がすべて·····。」

立花くん困ってる·····。

カイ「·····お前たち、1年が困っている。」

根地「おお、失礼！アツくなっていたよ。サンキュー睦美氏！ひとまず、君は空いている席に座りたまえ。」

スズ「立花！こっちこっち！」

世長「ここが空いてるよ。」

根地「·····では、皆揃ったところで改めて僕から挨拶を。ユニヴェール78期生の諸君、入学おめでとう！『透明』なるクォーツへようこそおいでなすった！僕はユニヴェール76期生で3年の根地黒門。クォーツの『組長』兼『脚本』兼『演出』兼·····その他諸々をやっておる！つまりクォーツの舞台やストーリーの大枠は、僕が作っていると言っても過言ではない。すでにご存知だろうが、ユニヴェールでは歌劇を学びながら各クラスごとに舞台を作っていく。1年生から3年生までみんなで協力して、だ。」