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その後も私はずっと傑に抱きついていた。
傑「いろは?もう落ち着いたかい?」
そう大人びた声で言ってくる声は同い年には思えない。
『うん。急にごめんね…。』
急に抱きついたら傑もそりゃびっくりするよなと言い聞かせ
る。でもこうやって会話してることが未だに信じられない。
傑「いや、いいんだ。君がこうやって甘えてくることなんてな
いからね。 何かあったのかい?私でよければ聞くよ。」
『ううん!ごめんね。ちょっと変な夢を見ただけだから。
だから心配しないで。』
あなたが未来で死んでいて会えたから。なんて言えないし
そんな馬鹿げた話信じてもらえるわけない。
だから私は笑って嘘をつく。
傑「…そうか。なんかあったらなんでも話すんだよ。」
そう言ってすぐ優しい言葉を吐く。
『すぐる…』
傑「なんだい?」
『ありがとう。』
傑「!…あぁ。 さぁ早く用意して一緒に教室に行こう。」
『うん。』
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作者名:い・ろ・は・す | 作成日時:2023年7月30日 0時