3 (side ソウ) ページ37
晩御飯抜きを避けるためのお客さんが来たら案内するお部屋の掃除をし終わり、掃除疲れと魔法の使いすぎでフラフラになりながら部屋のベッドに寝転がる。
「あー･･･疲れたぁ･･･」
天井を仰ぐ。頭に浮かぶのは天使くんのことばかり。
机の方に顔を向けると天使くんからもらった桃。
歩くのさえ疲れたからその方向に腕を伸ばし、魔法を使って桃を浮かす。
そのままふよふよとこちらに移動させ、伸ばした左手に乗せる。
「名前呼んでもらいたかったのになあ･･･」
大好きな天使みたいにかわいい子に呼んでもらえたらどれだけ幸せか。
そんなお願いを戻ってきたらしようと思ったのに叶わなかった。
さすがにあんまり落ち込まないおれでもちょっとへこむ。
でもそんな中でも嬉しいこともあって思わずにやける。
「ともくん」
天使くんの名前がわかったこと。そしてその天使くんといっぱいお話できたこと。
ともくんはやっぱりいい香りでまつげも長い。
笑った顔がかわいい。照れた顔も。全部。
短い時間だったけれどもおれにとってはすっごく幸せな時間。
くふふっと笑って左腕を曲げ、身体を横向きにして胸のあたりでその桃を両手で包む。
天使くんからもらった大事な桃、食べたらなくなっちゃうけど勿体無いから後で食べなきゃ。
「ふぁ･･･ねむぅ･･･」
次第に眠気が襲う。
両膝と背中を曲げ、うさぎの時みたいに小さくまるまる。
次会うときは名前で呼んでくれるかな？
そしたら思いっきり抱きついてちゅってするんだ。
頭に思い浮かべながら目を閉じる。
身体がうさぎの姿に戻り、手に抱えていた桃は黒ウサギの横におかれた。
to be continue…
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いちすけ(プロフ) - お返事ありがとうございます！わかりました^_^この小説とても好きなので更新再開楽しみに待ってます(°▽°) (2018年6月16日 21時) (
レス) id: d040b6979e (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - いちすけさん» こんばんは。閲覧ありがとうございます。続きは編集中の為パスワードが掛かっております。更新再開まで少しお待ち頂ければ幸いです！ (2018年6月16日 5時) (レス) id: f0bc5c27fe (このIDを非表示/違反報告)
いちすけ(プロフ) - こんばんは。続きが見たいのですが、パスワードはどうやったらわかりますか？>_< (2018年6月15日 21時) (レス) id: d040b6979e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りとる☆★杏子 | 作成日時：2017年7月29日 3時
