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フウマ様の言葉に目を丸くする。
「え・・俺の魔法を抑えたソウさんのご褒美じゃ・・・」
「まぁそれもあるけれど、あのちびにお前の傷治させんのが第一。
・・・たまには昔のやつと話すの落ち着くだろ？」
「あ・・・」
俺から目線をそらす。
もしかして俺のことを気遣ってくれたんか？
ソウさんのことももちろんやけど、一番は俺のこと考えてくれて・・・
そう考えたら胸が熱くなる。
「フウマ様、ありがとうございます・・・
フウマ様は部下想いなんですね、こんな俺のことも気ぃ遣ってくれて・・・」
「・・・お前察し悪くねぇ？」
「へ？あの・・・うわっ」
察し悪い、ってどういうことやろ？
そう考えていたら胸ぐらをつかまれ、顔が近づく。
「俺のもんに傷がつくのは許せねぇんだよ。」
「・・・え」
「恋愛、ってやつなんだろうな、これ。
まぁ俺が思ってんのはそれ以上かも。
お前は俺だけのもんだ。」
フウマ様の顔がまた近づいて目をぎゅっと反射的に閉じると、唇にふにゃっと柔らかいものが当たる。
目を開けるとフウマ様の顔が目の前にあった。
キス、されていた。
右腕で壁に寄りかかると、近い距離のまま見つめられる。
「どうすんの？
俺のになんねぇの？」
あのフウマ様が無表情を保とうとしているけれども少し不安げな目をしていた。
初めはこんな俺を弟子にしてくれてなんていい人なんやって尊敬だった。
でもその尊敬の想いがいつしか恋心へと変わっていた。
口は悪いけれど実は部下想いですごく優しい人。誰かの身の安全を一番に考える人。
大丈夫って励ましてくれる。俺のことを考えてくれる。
口元で手をあわせ、下を向いたまま口を開く。
「こんな俺でよければ・・・っふうまさまのもんにしてください・・・」
震える声そう伝えるとおでこのあたりでふっと笑う声が聞こえる。
「分かった。」
低めの声で小さく囁くとフウマ様の暖かな胸の中に頬がくっつくぐらい抱きしめられる。
抱きしめる腕は俺をフウマ様の胸に誘導するように優しく、ただ俺とフウマ様の間に空気が入り込まないぐらい強く背中に回された。
こんなにのあったかい想い、初めてかもしれない。
3 (side ソウ)→←☆真実の想い （side アキト）
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いちすけ(プロフ) - お返事ありがとうございます！わかりました^_^この小説とても好きなので更新再開楽しみに待ってます(°▽°) (2018年6月16日 21時) (
レス) id: d040b6979e (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - いちすけさん» こんばんは。閲覧ありがとうございます。続きは編集中の為パスワードが掛かっております。更新再開まで少しお待ち頂ければ幸いです！ (2018年6月16日 5時) (レス) id: f0bc5c27fe (このIDを非表示/違反報告)
いちすけ(プロフ) - こんばんは。続きが見たいのですが、パスワードはどうやったらわかりますか？>_< (2018年6月15日 21時) (レス) id: d040b6979e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りとる☆★杏子 | 作成日時：2017年7月29日 3時
