2 (side トモ) ページ32
｢ごめんなぁ守れんで…｣
｢いたいトコない〜？｣
｢向こうで何されたか言えるかい？｣
あの白い光から現れたのは、やっぱりお師匠さま達で。
｢おいで｣ってカッコよく腕を引かれて、気付いたら自分のお部屋だった。
｢あのっ、えっと、な、何から言うたらええか…！｣
周りをぐるりと囲まれて一斉に話し掛けてくるもんやから、ちょっとしたパニックに。
心配してくれたんやってすごくすごく嬉しいんやけど、目が回りそうや…
｢あぁ…ごめんね取り乱して。じゃあ、ダイキからどうぞ？｣
｢え、おう…？｣
お師匠さまの言葉に、んじゃ早速…って急にかしこまるから、何だか緊張。
｢守れなくて、すまん。もっと冷静になるべきやった｣
｢そんなっ、あの場じゃ仕方ないもん！…あ、でもすごく心配やったの…怪我はなかった？｣
｢優しいなぁお前は…ケガないで。おおきにね｣
疲れたのか、ポンっとうさぎの姿に戻ったダイキくんのふくふくの頬を労わるように撫でてあげる。
じぃっと、横から感じた視線の方を見やるとリュウセイがそわそわと待ち構えていた。
見かねたダイキくんが声を上げる。
｢トモ、次はリュウセイの話聞いたって｣
｢おん！｣
｢ええのっ？あんな、あんなぁ〜、ともはいたいトコないですか？｣
｢ふふ、無いです！心配かけてごめんねリュウセイ｣
｢いたいのあったら、ゆってな！おれがペロってしたるからね！そしたね、もっ、すぐなおるから！｣
興奮気味に話すリュウセイはまだ人の姿だったから、落ち着けるためにどうどうと髪を撫でた。
それにしても、すぐ治るってどういう事やろう？
また新たな魔法を覚えたんやとしても……
｢トモ、次は俺で良いかい？｣
｢あっ、はいっ！｣
｢あの後、フウマに何かされた？｣
｢いいえ何も…あの後どこかのお部屋に連れていかれて、ソウくん…あ、クロウサギの子と話をしました｣
｢…フウマは？｣
｢着いてすぐに、実験があるからと別のお部屋に…その後はお師匠さまが迎えに来てくれた状況と一緒です｣
｢ソウと…それからアキトという子と話をしただけ、って事？｣
｢はい｣
ありのままを話すとお師匠さまが怪訝な顔をする。
ボクも何の為に連れ去られたのかイマイチ分かってないからこれ以上説明のしようがないねんもん…
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いちすけ(プロフ) - お返事ありがとうございます！わかりました^_^この小説とても好きなので更新再開楽しみに待ってます(°▽°) (2018年6月16日 21時) (
レス) id: d040b6979e (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - いちすけさん» こんばんは。閲覧ありがとうございます。続きは編集中の為パスワードが掛かっております。更新再開まで少しお待ち頂ければ幸いです！ (2018年6月16日 5時) (レス) id: f0bc5c27fe (このIDを非表示/違反報告)
いちすけ(プロフ) - こんばんは。続きが見たいのですが、パスワードはどうやったらわかりますか？>_< (2018年6月15日 21時) (レス) id: d040b6979e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りとる☆★杏子 | 作成日時：2017年7月29日 3時
