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「天使くん桃好きなの？」
「おん、甘くてみずみずしくて大好きやで。」
「そうなんだぁ、じゃあおれも桃好きっ！」
「ふふっ、なんやそれ。」
「あ！笑った！天使くん笑顔も可愛い〜」
「や、やめてやぁ・・・」
あれから隣に座ってきて質問攻めされ、すべて答えていく。
答えるたびに嬉しそうに大きな反応を返してくれて、少し警戒していた心も解かれていく。
やっぱりこの子悪い子には思えんなぁ・・・
「なぁ、さっきから思ったんやけど・・・僕名前天使くんやないで？」
「あ、そっか。名前分からなかったし、天使みたいだったから勝手に呼んじゃった！
えっと・・・トモくん、だっけ？」
「おん、トモやで？」
にっこり笑って顔を除くように見ると、嬉しさをかみしめるように唇を噛んで身体を小さく横に揺らしながらふにゃりと笑う。
「トモ・・・とも、トモくん！」
「なんやぁ？」
「えへへ・・・ともくんともくん！」
「もぉ、なんやねん〜〜」
初めて話すのがウソみたい。ソウくんと話すのがめっちゃ楽しい。
するとソウくんは目をつぶって黒い霧を出し、うさぎの姿になる。
僕の膝の上によじ登ると膝にすり寄る。かわいくて頭をなでてあげると鼻をひくひくさせる。
「ふふっ、かぁわええ・・・」
「ねー、トモくんともくん！！お願いあるのー。」
「え、なに？」
「あのさぁ、俺の―」
ソウくんが何か言おうとしたらコンコンっとノックされ、扉があき、アキトくんが顔を出す。
「あのー、ソウさん。お師匠様がおせぇってお怒りです・・・」
「ええぇフウマくん怒ってんの？！やっばっ！！
うぅ〜・・トモくんおれ終わったらまた来るからその時お願い聞いてね？じゃね！」
ばっと起き上がり、僕の手に小さくて可愛らしい前足を乗せると、全速力でアキトくんの足元を通り、やっばぁいって声を上げながら部屋を出て行った。
お願い、ってなんやったんやろ？
アキトくんがソウくんを目で追い、しばらくするとこちらに目を向け泣きそうな顔になってソファに座ったままの僕に抱き着いてきた。
そういえば久しぶりに会ったのに挨拶できてなかったな。
途端に嬉しさが込み上げ、自分より少し広めなその背中に腕をまわして僕もぎゅっと思い切り抱きしめる。
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いちすけ(プロフ) - お返事ありがとうございます！わかりました^_^この小説とても好きなので更新再開楽しみに待ってます(°▽°) (2018年6月16日 21時) (
レス) id: d040b6979e (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - いちすけさん» こんばんは。閲覧ありがとうございます。続きは編集中の為パスワードが掛かっております。更新再開まで少しお待ち頂ければ幸いです！ (2018年6月16日 5時) (レス) id: f0bc5c27fe (このIDを非表示/違反報告)
いちすけ(プロフ) - こんばんは。続きが見たいのですが、パスワードはどうやったらわかりますか？>_< (2018年6月15日 21時) (レス) id: d040b6979e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りとる☆★杏子 | 作成日時：2017年7月29日 3時
