7 ページ8
その光景に俺もホッとしたことやし、そろそろ力作であるうどんをすすろう。
…ん、みんなの観察ばかりしていたから少しのびてる。けど美味しっ、さすが俺！
｢神ちゃん、なんでニヤニヤしてんねん｣
｢あ、また顔に出てもうた…そういうりゅうくんこそなんかいつもよりニコニコしてへん？｣
｢ん〜？照史帰って来たし、そろそろ仕事戻れるなって｣
｢そっか。りゅうくんと照史くんは春からやもんね｣
四季の四人は、人間に扮して仕事をしているのだ。
働く時間や期間をある程度調整出来て、難しすぎるスキルは必要なくて、見目好い二人にはもってこいってことで、りゅうくんとのんくんはモデルという仕事をしている。
あとの二人は、そんなりゅうくんとのんくんを支える為に勉強をしてマネージャーというものになった。
淳太くんはのんくんに、照史くんはりゅうくんにそれぞれ付いているんだとか。
｢モデルさん、楽しい？｣
｢楽しい！でもなぁ�陲舛磴鵑茲蠑綣蠅忙�ってくれる人がおらんねん｣
｢そりゃ崇裕はどの人間よりも枚数撮ってるもの。敵わんよ〜｣
｢そっかぁ…うわ見て、神ちゃんが褒めたから�陲舛磴鵐縫笋弔い討�｣
｢ニヤついてへんわっ｣
春夏はりゅうくんが、秋冬にはのんくんがモデルの活動をする。だなんて難儀な注文を快く受け入れてくれる事務所に入っているから自分の四季に差し支えることはない。
何より、あのしっかりした二人がマネージメントに苦戦するくらいりゅうくんとのんくんは大人気やし、すごく楽しそうやし、この時代では一番向いてる仕事なのかも。
＿＿＿＿＿
｢はぁ〜、お腹いっぱい…｣
あの後二回もおかわりをした照史くんは冬の事を報告する為に、先に席を立った大毅さまの元へ。
りゅうくんは靴のカタログがなんちゃら言いながら自室に向かって、のんくんはお風呂。
俺はというと崇裕と台所にふたりならび、覚えたての歌で声を重ねながら食器の片付けをしていた。
｢…ん、このあとの歌詞なんやったっけ？｣
｢俺も忘れてもうたぁ〜…あ、崇裕これも。そっち置いて｣
｢はいよ〜…思い出せへんね｣
｢のんくんがお風呂上がったら歌詞カード借りにいこ｣
他愛ない話に崇裕が頷くと、左耳でピアスが揺れる。
すると俺の右耳にあるお揃いのピアスも揺れる。まるで同調するように。
それもそのはず。
これらは、元々ひとつやった水晶がふたつに分かれてピアスという形に成ったものやから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏子(プロフ) - ebifuraistar73さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです！また少し待たせてしまうかもしれませんが、ゆっくり更新していきますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年3月13日 14時) (
レス) id: f0bc5c27fe (このIDを非表示/違反報告)
ebifuraistar73(プロフ) - 待ってました！公開する季節、ぴったりですね。ありがとうございます。 (2018年3月13日 6時) (レス) id: 747d322e1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杏子 | 作成日時：2017年9月6日 19時
