女子が苦手な男子と男勝りな女子。【WT】 (ページ8)

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7話ページ8

梨乃side

昼休み

今日は男子バスケ部が他校で試合、マネージャーのさくらも一緒について行ってて今日は1人

お昼一緒に食べよーって色んな人に声掛けられたけど、全部断わって屋上に来た

夢「…たまには一人がいいんだよね～」

辻「…わかる」

夢「うぉっ！？
辻…居たのかよ」

てか辻はいつも1人じゃねーか、、

辻と距離を置いて座り、メロンパンを頬張る

辻「……ボーダー入るか……迷ってるのか？」

夢「え、なんで知ってんの！？」

辻「………犬飼先輩に…聞いた

…あの……

…高坂…さん……は、そろそろやりたい事やった方が………いいと思う」

え。

辻「………次授業あるのに…教科書貸したりとか……他の部活の試合……代わりに出たりとか……

自分の身を…削りすぎなんじゃ…

あ、…………ごめん」

辻がこんなに喋ってることにも驚きだけど、
なんで何年間も一緒に居たさくらと、同じこと言えるの…？まだ数える程しか話してないのに…

辻「…俺、

後ろの席だから……良く見えてたっていうか…その…………」

夢「うん、ありがとう」

辻「え………」

夢「辻の言う通りだよ

私は女の子好きだし、バスケも好きだけど、こんな男勝りな性格には意図的になった。まあ嫌いでもないけどねw

…本当はさくらみたいな可愛い格好してみたいし、授業だって真面目に受けたいし

…馬鹿だよね、私
今更遅いっての」

辻「遅く…ない……

高坂さんが…虹野さんと出かけてる時……その……女性らしい格好…………して…たの……………似合ってた…し……」

夢「え、嘘！！私だって分かったの！？」

辻「え………わか、るよ……

それと………

高坂さんと…話しやすいのは………高坂さんが…男っぽいからじゃ……ない……から…！

高坂さんは……ちゃんと………女の人、だよ」

辻に、こんなこと言われるだなんて、思ってもみなかった。

なんか、熱い。

夢「あ、りが…とう、、

………辻の伝染った」

辻「ふっ……ごめん」

……笑っ、た。

身体が、熱い。
てか、もしかしなくても…顔赤いよな

夢「じゃ、私行くからっ」

メロンパンを飲み込み、走って教室へ戻る

なんだ、これ