女子が苦手な男子と男勝りな女子。【WT】 (ページ6)

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5話ページ6

梨乃side

夢「辻！おーはよ」

辻「え……お……はよう……」

夢「昨日はありがとな！いつの間にか居なくなっててお礼言いそびれちゃったじゃん」

辻「………ごめん」

夢「これ、あげる！好きなんだろ？」

ほい、と昨日石粉粘土で作ったプテラノドンを渡す

辻「これ……プテラノドン………すごい
…作ったのか？」

夢「ははっ目輝きすぎだろww
そーだよ、私将来ボーダーの技術者になりたいんだ！だからデザインとか設計はある程度出来るようにしてる

てか、普通に喋れんじゃん」

クラスメイト(女)「え、辻くん話せるようになったの！？」

辻「え………あ…いや……」

夢「ほらほら、そんな急に話しかけんなって。びっくりすんだろ」

と、頭を撫でると
ごめーん！と私の後ろに移動し、顔だけ覗かせている
かーわい♡

夢「私は男っぽいから話しやすいよな！席前後だし仲良くしよーぜ」

辻「え、……」

夢「あーあとこれ、犬飼先輩に渡しといて」

辻「………わかった」

キーンコーンカーンコーン…

先生「ほらー席つけー」

_______________

辻side

急に話しかけられてびっくりした
普段なら1回ああいう態度とったら女の人は話しかけてこないのに

夢「これ、あげる！好きなんだろ？」

…！プテラノドン…再現度高い…

何でだろう…いつもより、会話ができる

夢「私は男っぽいから話しやすいよな！席前後だし仲良くしよーぜ」

辻「え、……」

違う、と言いたいのに言葉が出ない

夢「あーあとこれ、犬飼先輩に渡しといて」

辻「……わかった」

先生が来て、高坂さんは前に座り、ストレートの髪が揺れる

高坂さんは…女の人だよ