【ヒロアカ】神と天使と幼馴染と (ページ11)

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轟家ページ11

『うわー久々に来た…！何年ぶりやろ？』

轟「…小5,6が最後だから3～4年ってところか？」

そんだけ経ってるんやな
懐かしいねぇとか言いながら轟の部屋に向かう。
この棚届くようになってる！私成長してる～！嬉しい…！
でももう成長止まってるんよな。嫌やわ～。

轟「A。ほうじ茶か緑茶か抹茶、どれがいい？」

『抹茶ー。轟の淹れた抹茶美味しいもん』

轟「そりゃどうも」

シャカシャカとお茶を点てる。この音と作ってる人の手を見るのが好き。

轟「ん。」

『お先に。』ｺﾞｸｯ

そう言って一応作法にならって回して飲む。

あぁ～これこれ！
なんで轟が淹れたらこんな美味しいんやろ？え？その道のプロですか？

轟「…ん。
ほら、菓子もやる。」

『わーい』

あれ？私餌付けされてる？
あ、これおいし。どこのやろ？

出されたおやつに夢中になってると、

なでりこなでりこ
『……轟？どうしたん？私の頭そんなに触りたかった？』

轟「え？や、うん。」

『そか。
禿げる寸前まで撫で回していいよ』

轟「いやハゲさせない。」

そう言いながらずっと頭撫でてくる轟。その間私はおやつ食べ漁ることにした。
あれ？次は髪？

轟の手が耳とか首に当たるたびにくすぐったさで笑ってまう。そわそわそわーって。
すると顔を両手で掴まれて上に向けられた。

『な、なん、』

何でしょうか、そう聞こうとすると

ちゅっ

『轟…？』

轟「っ！？あ、すまない。

初めて、だったか？」

『うぅん。初めては神様とやから。』

轟「そ、そうか。」

『てかそんなにこのお菓子欲しかったん？食べ過ぎてごめん。ほんまに美味しくて貪り食ってたから気付かんかっ…た？』
ﾎﾟﾌｯ

あっれー？なんで押し倒されてる？轟氏？

轟「さっきの顔、」

『顔』

轟「あんまり他所でするなよ。」

『？』

何言ってんのか全っ然わからへん
するとまた手で耳と首をそわそわしてくる。けど、さっきと比にならんことしてきよる。

『んぅ、やめ、っ！』

轟「その顔。

気をつけろよ。」

『は？…んー、真顔極めるわ。』

轟「……うん。(ちょっと違う)」

『もう帰らな。
おっちゃんによろしく。んじゃね。』

轟「おう。またな。」

『あ。』

轟「？」

『あーゆーことは、本気で好きな子にしろな？』

轟「！！

………わかった。」