しばらく親 ページ39
壮五side
「…Aちゃん？」
尋ねてみる。
『ん？あ、壮五さん！おかえりなさい！』
「ただいま。それ、お琴？弾けるの？すごいね！」
歌う時とは違って清楚で艶やかに見えた。曲調の効果もあるんだろうけどすごく綺麗だった。
『そうなんですよ。母親から邪魔だからって送られて来て笑』
「そうなんだ笑
そういえば、体調崩したんだって？万里さんから聞いたよ。」
『えへへ汗 ごめんなさい
それより、みんなは？』
「っ。……Aちゃん、言いにくいんだけど実は…」
僕はあったことを全て話した。Aちゃんは驚いた顔をしていたが、静かに聞いてくれた。
『三月と大和さんが喧嘩して一織も三月に付いて行って出てった…？』
うん。
仲悪そうに見えなかったもんね。驚くよね。
「そこでね、Aちゃん。」
『？』
「僕とAちゃん以外未成年なんだ。だから、なるべくこっちに帰ってきてくれない？危なっかしくて心配なんだ…」
『ｸｽｯ うん！壮五さんの頼みとあらば、どんなことがあっても帰って来ます！』
「ありがとう。助かるよ。あとね、もう一ついいかな？」
『？』
「同い年だよ？だから、壁作らないで普通に喋って欲しいし名前にさん付け禁止ね？」
『ぁ、はい。なるべく頑張る！』
「うん、ありがとう。」
『よし。それじゃあご飯作ろう。壮五さんは洗濯物お願いします。』
「え？僕も作るよ？」
『ほんとですか？じゃあお手伝いお願いします。』
「任せて」
でもだからと言ってAちゃんの負担も考えないと…
ー貴女sideー
『ああああああああ壮五！入れすぎやん！！！！あかんって！みんな泣いちゃうから！』
「え？大丈夫だよ〜」
と鼻歌まじりに料理の手伝いをしてくれてる。むしろこれは妨害。
と、そんなやりとりをしていると未成年たちが帰って来た。
環・陸・ナギ「ただいまー」
『あ、おかえりなさい！』
陸「え！Aだ！ただいま！お疲れ様！」
ナギ「天使、天使です！！！」
環「もう、ご飯辛くない…！」
ごめんみんな。今日だけ辛いの食べて…私知らなかった。知ってたら全力で止めてた。でももう遅かった。
環「うううううう。辛くないご飯期待してたのにぃ…」
『ご、ごめん…』
陸「明日から、Aにご飯お願いしよう？ね？」
『そのつもり。任せて』
壮五は危険。身を以て知った。
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Lim(プロフ) - 事務員さんの名前漢字違いますよ！万理です！小説面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年12月9日 4時) (
レス) id: ef83a3d915 (このIDを非表示/違反報告)
眠子(プロフ) - まるさん» ご指摘いただきありがとうございます (2018年10月5日 0時) (レス) id: 7d7fa4365f (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月4日 16時) (レス) id: baa1aff278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠子 | 作成日時：2018年10月4日 15時
