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電話を切って、ソファに深くもたれかかる
『はぁ、』
大きな溜息がひとつ零れた
"勘違いだったみたい"
なんて
思い出したくなくても思い出してしまう
北斗くんは、なんて誤魔化したのかな
目を閉じて長く息を吐く
横顔が大好きだったなぁなんて、思い出みたいに考える。そんな余裕が私にはまだあって。
それでも北斗くんの大好きだけ、思い出せないんだ
時間の流れって残酷だね、思い出したいのに。
抜け落ちてしまったみたいに綺麗に覚えていなくて
それでも前みたいにぐずぐずと感情を引きずらなくなった私は
多分とても大人になったんだと
自分に言い聞かせた
そうすれば、きっと
また前みたいに辛くなったりしないよね。
結局は自分の為なんだ
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ねる(プロフ) - けーこさん» ごめんなさい...更新遅くなりました(--;)テストも終わったので書き溜めていた分をどんどん更新していこうと思います!! (2019年10月13日 10時) (レス) id: 1906d5fa89 (このIDを非表示/違反報告)
けーこ - 更新待ってます!! (2019年9月27日 21時) (レス) id: c9c71ad38e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねる | 作成日時:2019年7月24日 0時