、 ページ26
『もしもし?久しぶり』
優希「もしもし、久しぶり笑
なんか声聞きたくなってさ、急にごめん」
正直、忘れかけていたものが蘇りそうで、電話をするだけで不安に襲われる
『暇してただけだし、大丈夫』
そう言って笑ってみれば、優希もちょっとだけ私に合わせるように笑った
優希「1年前のあの相談覚えてる?」
緊張して、背筋が伸びるのが分かった
『うん。覚えてるよ。』
優希「あの時は、あんなに大袈裟に言っちゃったんだけどさ、笑」
突然明るくなる優希の声色に、ちょっとだけ違和感があった
『ん?』
優希「あれね、私の勘違いだったみたい。」
心が少し、ほんの少しだけ、ズキっと傷んだ
『...そう!良かった笑ずっと心配してて』
電話でよかった
頑張って声だけでも明るく振る舞える
優希「心配かけちゃってごめんね、ありがとう」
ほら、やっぱり優希はちゃんとありがとうが言えるいい子なんだ
『ふふ、どういたしまして』
優希「というか...ほんとはね、Aの部署も変わっちゃってさ、全然話せてないから話したくなって電話かけたってのが本音なんだけど笑」
『いいよいいよ、今度どっか行こ』
なんだかやけくそ気味に返事をした。
725人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねる(プロフ) - けーこさん» ごめんなさい...更新遅くなりました(--;)テストも終わったので書き溜めていた分をどんどん更新していこうと思います!! (2019年10月13日 10時) (レス) id: 1906d5fa89 (このIDを非表示/違反報告)
けーこ - 更新待ってます!! (2019年9月27日 21時) (レス) id: c9c71ad38e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねる | 作成日時:2019年7月24日 0時