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それから1時間ほど経って、
やっと優希の表情も明るくなってきた頃。
帰る時間が近付いてきて、
そろそろ帰ろっかなぁと呟いた時、
_______ガチャッ
優希「.....おかえり、なさい。」
「ただいま。」
顔を上げると、
ちょうど私の方を向いた目と視線が交わる
『あ、.....』
視線の先には、北斗くん
いつもとは違う、冷たい目をしていた
怖くて何も言えずにいると、
優希「あ、その...友達。今日呑みに来てて、」
「そう、こんばんは」
知らない人のフリをする北斗くんに合わせて
私も
『こんばんは、お邪魔してます』
と他人のフリをして言った。
少し会釈をしてそのままお風呂場に去っていった北斗くん。
左手の薬指に光る指輪がしっかりと目に入った
あぁ、やっぱりそうだよね。
目の前に迫るのは現実と、過ち
優希「大丈夫？愛想ない人だから、怖かったかも。ごめんね？」
今になって
家の隅々から香っている大好きな北斗くんの匂いと
優希から香る匂いが同じなのだと
やっと気付いて、
気分はまるで地獄の底に落とされたように苦しい。
それでも頑張って優希に
『大丈夫！急にお邪魔しちゃって悪かったかも。もう帰ろうかな』
なんて言えば
優希「そっか、ごめん、一人で駅まで行ける？」
やっぱり優しすぎる優希は私の心配をしてくれる
ただただ私は酔ってないから大丈夫だよとへらへら笑っているだけだった
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ねる(プロフ) - けーこさん» ごめんなさい...更新遅くなりました(--;)テストも終わったので書き溜めていた分をどんどん更新していこうと思います！！ (2019年10月13日 10時) (
レス) id: 1906d5fa89 (このIDを非表示/違反報告)
けーこ - 更新待ってます！！ (2019年9月27日 21時) (レス) id: c9c71ad38e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねる | 作成日時：2019年7月24日 0時
