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次の日














ジョンウォンと目が合うと






申し訳なさそうな目でこちらを見てくる






すれ違う度に、







JW「ごめん」



JW「ごめんね....」








捨てられた子犬のように泣きそうになりながら


ひたすらに謝ってくる








そのせいで周りもうるさくなる






「あのジョンウォンが話してる?」



「あの2人付き合ってるとか?」







私はそんなジョンウォンの腕を掴んで、






人気のない階段の方へと向かった












『もういいよ、』





JW「....あの傷、誰にやられたの?」






『関係ないでしょ』





JW「だよな....」





これ効くから....と塗り薬を渡してきた



傷跡を薄くするための塗り薬だった





『こんなんじゃ消せないのに...』




ポロ......



なぜかジョンウォンの前だと


涙が


感情が



抑えられない。




ジョンウォンはうずくまる私に近づいて




ほおに手を当て、涙を拭うと




右腕のワイシャツをめくる




そこには、沢山の傷があった。




その中でも多かったのは、タバコによって与えられた傷。





JW「こうやって、塗れば、後が少し消えるんだ。」



ほら....と私の右腕の服をまくって丁寧に塗っていく




ジョンウォンは微笑みながら




JW「こんな傷、恥ずかしがるな。俺なんて毎日.....」




『.....ん?』




JW「いやなんでもない。とにかく、今日も頑張れよ。」




『ああ.....そうだね....』






なにが.....何がこの人を苦しめているの....?








そして



学校の終わりと共に






私は


俺は






今日も



“夜”が始まる



















.

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作者名: | 作成日時:2023年5月17日 2時

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