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伊黒小芭内2 ページ12

「……そうか」


とだけ言って、また私を抱き締めた


「で、でも!しのぶちゃん……何時も相談に乗ってくれてたし……あんな事する子じゃ「そういえば」え?」


さっきの事を認めたくなくて、伊黒さんに弁解する様に、自分自身に言い聞かせる様に


話そうとしていたら、伊黒さんが何かを思い出した様に遮った


「胡蝶がお前の事を“何時もまとわりついて来て迷惑だ"とか言っていたのを聞いたな」


……嘘だよね??嘘よ、嘘


しのぶちゃんがそんな事言うはずないわ

だって、何時も親身になって話を……「あと」


「冨岡もなにか言っていたな。“誰かに好かれては任務の妨げになる"とか……」


ぎ、義勇さんが……??


じゃあ、私の想いは全部義勇さんにとって邪魔なものだったの??


しのぶちゃんも義勇さんも……本当は私の存在が鬱陶しかったの???


私、要らない子……??


「わ、私……二人のこと……あ、あ"……!!」


耳を塞いで立ち眩む


今まで二人は私の事が鬱陶しかったに違いない。


変に相談されて、変に好意を持たれて


どうしよう、私……私……


頭が混乱する、胸が締め付けられて苦しくて

息を吸うのも困難になる。……どうやって呼吸するんだっけ??


「あ……」


口をパクパクと開閉させていた時だった


暖かいものが私を包み込む


強く優しく私を包むそれは、酷く暖かくて優しくて


「い、伊黒さ……」


「大丈夫だ。俺だけは(· · · ·)はお前の味方だ……」


優しく背を摩られながら、抱き締めてくれる伊黒さん


澱んでいた心が溶けていくような、そんな感覚


「う、う"ぅ……伊黒さん、伊黒さん!!!」


私も堪らず抱き締め返した


今は貴方が居ないと耐えられない



「……好きだ、恋櫚。俺はお前を傷つけない」



「……私も、です。伊黒さん」



肩を掴み向き合わせになった伊黒さんから伝えられた一言に


私は笑顔で応えた。


伊黒さんなら、安心だから……


.*・゚ .゚・*..*・゚ .゚・*..*・゚ .゚・*.


「……恋櫚は扱いやすくていいな。



……あれは嘘かって??そんな訳ないだろう。本当だ



あんな奴等はほっといて、甘味屋にでも行こう。


星を押していけ」



※しのぶさんは冨岡さんの目に付いた塵を取ってあげただけ

※2人は夢主を好いているのでそんな事は言っておりません。つまり……

時透無一郎 *リクエスト→←伊黒小芭内 *リクエスト



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キャラメル - 悲鳴嶼さんお願いしても良いですか?洗脳型が良いです (2022年2月1日 15時) (レス) @page3 id: 200cd0c539 (このIDを非表示/違反報告)
キメオタ - 次はカナエさんやカナヲでお願いします!できれば排除型で。 (2021年9月24日 23時) (レス) @page24 id: 4712f4630d (このIDを非表示/違反報告)
おたん - 有一郎君お願いします! (2020年11月26日 23時) (レス) id: ff636f6560 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - 通りすがりさん» 本当ですね、ご指摘ありがとうございます(*^^*) (2020年11月24日 21時) (レス) id: 32bee731aa (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - 倉塚めろん*クリスさん» リクエストありがとうございます(*^^*)善逸くん書き上がり次第書かせていただきますね (2020年11月24日 21時) (レス) id: 32bee731aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MIKA | 作成日時:2020年7月12日 14時

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