第7話 初任務-子供- ページ10
「炭治郎〜！」
「A？Aも任務か？」
「うん！そうだよ。
でもこれが初任務だから……足で纏いになったらごめんね」
そんなことないぞ！と炭治郎は言ってくれた。
炭治郎は何度か任務に行ったのだろうか。
同期だけど先輩だな。
「女の子……しかも、めちゃくちゃ可愛い……」
金髪君が真顔でなにかいってる。小声であんま聞こえない。
「結婚してくださいっっっっ!! 頼む!! 頼むよぉ!!」
「えー……」
いきなり目の前でスライディング土下座決めたよこの子。
炭治郎に目をやるとまたか、という顔で呆れていた。え、これが当たり前な感じ？？
「頼むよぉ!!!! 俺はいつ死ぬか分からないんだァァァ」
腰に抱きついてくる金髪君を押し退ける。
「ごめんね、名前も知らない人にいきなり初対面で求婚する人はちょっと……」
「ええぇぇぇぇぇぇ！！？？」
「善逸！ Aが困っているだろう！」
炭治郎が私から引き剥がしてくれた。さすが。
「まぁいいや。君、名前は？
私は湊河A。確か最終選別で一緒だったよね、宜しく」
「我妻、善逸……です」
手を差し出したらうるさかったのが急に止み、顔を茹でダコ見たいにさせてゆっくり手を握ってくれた。
手を離した後も女の子と手繋いじゃった♡とくねくねしてる。
泣いたり照れたり忙しい子だな〜。
「あっ」
炭治郎が後ろを振り向く。私も釣られて振り向いた。
視線の先には男の子と女の子が震えながら抱き合っていた。
「子供…？」
こんな所でどうしたのだろうか。
炭治郎が近寄ると、子供達は更に震え出す。
安心させようと手乗り雀を取り出すと、2人は気が抜けたのか膝から崩れ落ちた。
話を聞くと、どうやら一番上のお兄さんが化け物に連れ去られ、追いかけたらここに辿り着いた……と。
きっと怖かったに違いない、不安でしょうが無かった事だろう。
「……よく、耐えたね、必ず助けるから。待ってて」
2人に駆け寄り抱きしめる。
2人の目からはぽろぽろと涙が出ていて、私の腕の中でわんわん泣いた。
「なぁ、2人とも。さっきから聞こえる音、なんなんだ？
気持ち悪い音……鼓か？？」
善逸はそういうけど、私には音なんて全く聞こえない。
「善逸、音なんて聞こえな……！？」
確かに私の耳に響いたのは鼓を叩く音。
聞こえない、そう言おうとしたのに
段々、段々と速くなる。
全身の血が冷えわたって、動悸が高まる
「は……」
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ゆう(プロフ) - すきです！！？！！、！！！！！！ (2020年3月25日 16時) (
レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» 駄作ですが嬉しいです(*^^*) おかげで更新頑張れます！ (2020年3月23日 17時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - このお話好きすぎてやばいです！！きゅんきゅんします！！！ (2020年3月23日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» わぁぁぁありがとうございます(泣)コメント嬉し過ぎてにやけ止まりませんほんと、素敵なコメントありがとうございます！これからもこの作品をよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年3月23日 0時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - どきどきします>_<すてきです！！ (2020年3月23日 0時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIKA | 作成日時：2020年3月21日 2時
