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第25話 列車 ページ34

※暇なので更新

炭治郎を見習って眠る時呼吸をしたかいがあった。

私もみんな見たく瓢箪を破裂させることに成功したのだ。腹が痛い……

それから泣く泣く皆と離れ、私達は駅へと向かう
▽▽

「わー! ダメ!伊之助ダメ!」

突進しだす伊之助を必死に止める。笛がなり駅員さんに見つかってしまった。やばッ

「に、逃げろー!」

▽▽

なんとか逃げ切り刀を隠し、列車に乗った。

さっきまで私の後ろにひっついてた伊之助は主の腹の中だ!と叫んでる

「すごいねー、伊之助」

「おう!」

楽しそうでなにより。

▽▽
炭治郎は炎柱の煉獄さんと話してる。

たまにだけど訓練を付けてもらったことがあったし、話が終わったら挨拶しよ。

「あ、ダメだよ伊之助身を乗り出しちゃ。走ってもダメ」

好戦的な伊之助はすぐ勝負をしたがるから私と善逸で止めに入る。

▽▽
「切符…拝見致します…」

可笑しいな、雰囲気が変。周りの乗客も静かだ。

「拝見しました……」

妙に生気のない顔を見て、私は意識を失った

▽▽
ここは…____

目を開けるとそこは、とても懐かしい 思い出の場所だった。

目の前には、グツグツと煮物を作る エプロン姿の女。

「お母……さん?」

ずっと探してた、ずっと話たかった、ずっと、ずっと逢いたかった人がいる。

私は目の前の女が振り返るよりも早く抱きついた。

「……A? どうしたの、急に抱きついたりなんてして」

あらあら、と優しく私の頭を撫でてくれた。

細い指が私の髪を掻き分けてくれる、優しい手つき

「逢いたかった、ずっと……ずっと!!」

お母さんは、小さい頃。私を置いて出ていった筈。
女としての幸せを、掴んだはず、なんでここにいるんだろう。

「ただいま」

聞き覚えのある、低い声

瞬時に後ろを振り返る

「父さんAにお土産を買ってきたんだ」

私が大嫌いな人。

私の知ってる此奴は表でしかこんな顔をしない、外面だけがいいやつ。

「……」

「なんで黙るんだ? 嫌なことでも、あったのか?」

優しい声色だった、私をぶつ時の声じゃない。

お母さんが居た時と同じ、優しかった頃の声。

そうだ、お母さん。お母さんがいるんだ。

「どうしたの、A。お父さんよ?」

「あ、うん。おかえりなさい」

「ああ、おかえりA」

いいや、忘れよう。

お父さんが殴ってこない、それでいいじゃないか

少女は、考えるのをやめた。
_____現実から、目を背けたのだ。

第25話 温かい夢→←第24話 頑張ってるね、アオイちゃん



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設定タグ:鬼滅の刃 , 嘴平伊之助 , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:恋愛
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ゆう(プロフ) - すきです!!?!!、!!!!!! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» 駄作ですが嬉しいです(*^^*) おかげで更新頑張れます! (2020年3月23日 17時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - このお話好きすぎてやばいです!!きゅんきゅんします!!! (2020年3月23日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» わぁぁぁありがとうございます(泣)コメント嬉し過ぎてにやけ止まりませんほんと、素敵なコメントありがとうございます!これからもこの作品をよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年3月23日 0時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - どきどきします>_<すてきです!! (2020年3月23日 0時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MIKA | 作成日時:2020年3月21日 2時

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