第17話 機能回復訓練開始 ページ26
(Aside)
今日が初めての私と善逸にアオイちゃんが説明してくれる。
柔軟か、師範に散々鍛えられたから大丈夫かな。
と思ったらあんなに体が柔らかい伊之助さえ涙を流すものだからよっぽど痛いのだろう。
少し自信が無くなった。
反射訓練……あ、カナヲだ。
蝶屋敷に来る時に何度か話した事がある。
何処か雰囲気が自分と似ている気がして、話を聞けた時に自分の過去も話した。
そうしたら、同じだね。って笑うと吃驚した顔をされたけど、少しずつ打ち解けられた。
っと、話が脱線しちゃった。
いつの間にか善逸に引きづられていた2人が、説教を受けていた。
内容が内容で、私は皆に頭を下げた。
セクハラだぞ金髪頭!
▽▽
「うおっ」
善逸程ではないがなんとか柔軟は乗り越えた。
師範は笑顔で股を引き裂くレベルの柔軟をしてくるから、それに比べたらこんなのどうってことない。
アオイちゃんはなんとか捕まえられた。
ただ、どうしても
カナヲは捕まえられないし、薬湯がかけられない。
でも、カナヲはカナヲで私に薬湯がかからないよう、微かに避けてくれていた。
おかげで私は濡れてない。3人はびしょ濡れだが。
▽▽
数日して、善逸と伊之助は来なくなった。
私と炭治郎だけが訓練に参加する様になり、アオイちゃんは不機嫌に。
関係ないけどなんか皆私と隊服違くない?
胸元しっかり閉まってるしスカート長めだしズボンだし。
何故……(メガネのせい)
▽▽
湯呑みをかけられている炭治郎を見つめ、私はカナヲを捕まえる方法を考えた。
そうだ、カナヲを逢いたい人に見立てればいいんだ。
私が逢いたい人、この世で一番私が大好きなお母さん。小さい頃に私をおいて何処かへ消えた、この世で一番美しい人。
後は……アイツ。憎くて憎くて仕方ない奴。絶対に見つけたら殺す。地獄の果てまで追い回してやる。
▽▽
炭治郎side
また、負けてしまった。
カナヲには誰も勝てない。2人もそのせいで来なくなったし。
俺とAが唯一参加している。
頑張らなくては。
そう思っていた瞬間。息が出来なくなった。
凄く、キツい匂いがする。
全身から汗が吹き出る様な、物凄い殺気を帯びた匂い。
目の前のカナヲや、アオイさん達も感じとった様で、酷く強ばった表情をしている。
金縛りにあったように動かない体を、なんとか息を吐いて後ろを振り向く。
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ゆう(プロフ) - すきです!!?!!、!!!!!! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» 駄作ですが嬉しいです(*^^*) おかげで更新頑張れます! (2020年3月23日 17時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - このお話好きすぎてやばいです!!きゅんきゅんします!!! (2020年3月23日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» わぁぁぁありがとうございます(泣)コメント嬉し過ぎてにやけ止まりませんほんと、素敵なコメントありがとうございます!これからもこの作品をよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年3月23日 0時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - どきどきします>_<すてきです!! (2020年3月23日 0時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIKA | 作成日時:2020年3月21日 2時