第10話 初任務-起きた先で- ページ13
善逸side
頭から落ちて、正一君と話していた時だった。
「ぜ、善逸さん！！」
「ん……？ ってわぁぁぁぁ！？ Aちゃん！？」
ふらふらとした足取りで玄関から此方へやってくる。
顔が前髪でよく見えない、だけど苦しそうな音が聞こえる。
「だ、大丈夫ぅぅぅ！？ しょ、正一君、どうしよう……んっ！？」
慌てて近づくと、今にも倒れそうなAちゃんは俺の胸を収まった。
小さいながらにふくよかな体つきをしていて、いい匂いもする。思わず心臓が跳ねた。
「(えまってやばいやばい女の子が！俺の胸の中に……！？ しかもAちゃんが？ えまって死ねる、今なら死ねるわ俺)」
顔が凄い事になっていたのだろうか、正一君が塵を見る様な目で見てくる。
酷くない！？ 誰だってこんな可愛い子に抱きつかれたらなるよ……
「猪突猛進！ 猪突猛進！」
！？
俺と正一君は壊れた扉と、扉を壊したであろう者の姿を見た。
さっきの猪！？
あ、待てよ……この声って
「あ！ 思い出した……確かアイツ、6人目の合格者だ！ せっかち野郎！」
誰よりも早く、入山して下山した奴！
そいつは鬼の気配がする、と炭治郎が持っていた木箱に近づいた。
俺は咄嗟にAちゃんを正一君に託し、木箱を守った。
▽▽▽
Aside
私は炭治郎を探しに歩こうとした。
だが、急に視界が回った。
これは鬼の血鬼術じゃないことは、すぐにわかった。
さっきの治療のせいで意識が危ういんだ、重たい瞼を開こうとするが、それに反して脳は意識を手放した。
▽▽▽
Aside2
目が覚めた、まだ意識は朦朧とするが、正一君とてる子ちゃん、もう1人知らない男の子が泣きながら私を囲っていた。
なんで、外に？ 周りは木々があり、頬には風が。
どうやって出たんだっけ、記憶がない。
段々意識がはっきりしてくると、少し離れた所から声がした。私は振り向く。
目を疑った。
あの猪男が、炭治郎と戦っていた。
その近くには血塗れの善逸。
どうしよう、寝起き早々で頭が回らない。
「ぜ、いつ……」
取り敢えず善逸を治療しなくちゃ
出血が凄い。
立ち上がるとクラクラするし頭がガンガンするし、後ろから制止の声がするが気にしない。
「我、力…与え……」
ﾎﾞｿﾎﾞｿと呟き、少しでも傷が癒える様に力を出す。
善逸はそれを必死に止める。叫ばないでくれ、頭が痛い。
▽▽▽
毎度キリ悪くすいません(汗)
文字数的に次行きます！
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ゆう(プロフ) - すきです！！？！！、！！！！！！ (2020年3月25日 16時) (
レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» 駄作ですが嬉しいです(*^^*) おかげで更新頑張れます！ (2020年3月23日 17時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - このお話好きすぎてやばいです！！きゅんきゅんします！！！ (2020年3月23日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» わぁぁぁありがとうございます(泣)コメント嬉し過ぎてにやけ止まりませんほんと、素敵なコメントありがとうございます！これからもこの作品をよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年3月23日 0時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - どきどきします>_<すてきです！！ (2020年3月23日 0時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIKA | 作成日時：2020年3月21日 2時
