第9話 初任務-猪男- ページ12
受け身をとったからいいが、この屋敷は鼓の音で自由自在に動かす事ができるらしい。……厄介だ
「A！ なにか、なにかくる！」
炭治郎がなにかを感じとったらしい。
「グワハハハ!!」
「！？」
いきなり障子を貫き、刀を持った猪頭の男が飛び出してきた。
猪……？ どこか昔であった気がするような。不思議な感覚。
知り合いに猪を飼ってた人なんて居ないはずなんだけど……。
「いくぜ、猪突猛進!! 」
てかなにこの人筋肉やば！ この筋肉に猪ってビジュアル……
鬼は腹立しい、と零して鼓を鳴らした。
部屋はまたグルグル回転する。
猪は炭治郎を踏みつけ終いにはてるこちゃんも踏みつけた。
「おい！人を踏みつけにするな！」
「ちょっと！！ あんたなにやってんのよこの筋肉お化け！」
炭治郎が猪の足を掴んで投げ飛ばす
猪は笑いながら炭治郎に斬り掛かる。
私の存在には気づいてないらしい。
てか駄目じゃん！隊員どうしでやり合ったら隊律違反じゃん
止めに入ろうとしたらまた鼓が邪魔をする。
引っ掻き痕の様な物をつけてきた。
攻撃も出来るのか……！
てるこちゃんが危ない、今のうちに鬼を斬らなくちゃ
「恋の呼吸 弐ノ型 懊悩巡るk……うわっ」
「……稀血！？」
斬り掛かろうとした瞬間、またもや鼓に邪魔される。
稀血ってなんだ稀血って
私が近づいた瞬間慌てた様に此方を見た。
回転する視界 変わる部屋
「はぁ……」
呼吸を使い損ねてため息が出る
▽▽▽
また部屋が変わってしまった。
さっきの猪は疎か、炭治郎とも離れた。
あの時攻撃しかけなきゃ……
はぁ。自責の念に駆られる。
とにかく炭治郎達を探そう。
私は襖を開け、進んだ。
▽▽▽
響凱side
くそっ、あの女 稀血だ
それもよりすぐりのもの
近づくまで匂いがわからなかった
また逃がした……
小生の獲物 小生の獲物……!!
次こそは、絶対に食ってやる
小生が十二鬼月に戻るために――
▽▽
Aside
体が痛い。我慢しているけれど、倒れてきた人を治したせいでその人が負った痛みが私にくる。
肉を引き裂かれ、頭と体を打ち付けられる様な痛み。
傷はないのに、体は悲鳴を上げる。
だけど頑張って動いた。
息を吸って、鬼に斬り掛かるために足を踏ん張った。
なのにあいつタイミング悪く移動しやがった。
許さん……
✄−−−−−−
メモアプリに書き溜めていたので溜まってます…
次行きます！お気に入り、評価ありがとうございます(´；ω；｀)
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ゆう(プロフ) - すきです！！？！！、！！！！！！ (2020年3月25日 16時) (
レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» 駄作ですが嬉しいです(*^^*) おかげで更新頑張れます！ (2020年3月23日 17時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - このお話好きすぎてやばいです！！きゅんきゅんします！！！ (2020年3月23日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» わぁぁぁありがとうございます(泣)コメント嬉し過ぎてにやけ止まりませんほんと、素敵なコメントありがとうございます！これからもこの作品をよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年3月23日 0時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - どきどきします>_<すてきです！！ (2020年3月23日 0時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIKA | 作成日時：2020年3月21日 2時
