第5話 美しい少女 ページ7
炭治郎side
俺は鱗滝さんに別れを告げ、最終選別へと向かった。
歩いて行くと、たくさんの藤の花が咲いている道が。
時期じゃないのにな。でも、綺麗だ。
そう考え進んでいくと
一人の少女がいた。
不思議な髪色をしている。桜のように綺麗な桃色だ。
挨拶をしようか、と考えたが
少女が藤の花を眺める姿が美しすぎて、思わず息を呑んだ。
長い睫毛から覗く大きな瞳は うっとりと藤の花を見つめる。
赤く染まる頬に桜色の唇。
白い肌によく映える。
「こんにちは」
炭治郎は見蕩れていたが、勇気を出して声を掛けた。
「？」
吃驚した様にこちらに振り向く姿も、舞う髪も。
見返り美人とはこのことか？
全てが画になる、美しい少女だった。
思わず顔があつくなる。
「俺の名は竈門炭治郎です。よろしく！」
悟られてしまわない様、平然を装った。
▽▽▽
Aとは大分打ち解けた。
初対面だったが、Aは気さくに話かけてくれる。
最終選別が終わった後も、俺の額の血を拭ってくれたし、白髪の子が頭を掴まれていた時も助けに行った。
Aはとても優しい心の持ち主なのだろうと、俺は思った。
▽▽
帰り際、ハンカチは洗って返すと断るAを押し切って持ち帰ってきた。
ハンカチからは血の匂いがするが、微かにAと同じ、優しく甘い匂いがした。
「可愛いらしい、子だったな」
ハンカチを握りしめ、覚束無い足で禰豆子と鱗滝左さんの元へ帰った。
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ゆう(プロフ) - すきです！！？！！、！！！！！！ (2020年3月25日 16時) (
レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» 駄作ですが嬉しいです(*^^*) おかげで更新頑張れます！ (2020年3月23日 17時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - このお話好きすぎてやばいです！！きゅんきゅんします！！！ (2020年3月23日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» わぁぁぁありがとうございます(泣)コメント嬉し過ぎてにやけ止まりませんほんと、素敵なコメントありがとうございます！これからもこの作品をよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年3月23日 0時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - どきどきします>_<すてきです！！ (2020年3月23日 0時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIKA | 作成日時：2020年3月21日 2時
